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Redmineが得意なプロジェクト

Redmineの機能を考えると、どのようなプロジェクトに向いているかがわかります。

プロダクトライン

Redmineのチケットは全てのプロジェクトで通番になっています。他のプロジェクトのチケットを容易に参照できますので、プロダクトラインの開発時の様に過去のプロジェクトの参照が必要な場合に有利です。
参考:『Redmine実践ガイド』に書き忘れた事 - 管理を容易にするチケット番号の一意性 -

System of Systems あるいは トップダウンに分解できる

Redmineのプロジェクトとチケットは、それぞれの親子関係を持つ事ができます。 System of Systems と呼ばれるような、複数のプロジェクトから構成されるシステムも小さな単位に分割して管理できます。
参考:[#TiDD] チケットによる情報の関連付け(チートシート)

多様なコミュニケーションが必要な大規模システム

Redmineには他のITSにもあるWikiのほか、フォーラムやニュースなどの情報共有の仕組みがあります。また、ガントチャートによる可視化やREST APIなどシステム連携機能もあります。大規模システムにも対応できる多様な機能が標準で用意されています。(大規模な開発が多いので参考にある様に「説明会を開くべし」と言う意見が多いのでしょうね)
参考:[#redmine] Remineを活かしたプロセス支援 - 失敗しないプロセス支援 - #rxtstudy

作者のJPL(Redmine.jpブログ)は、このような開発をしているのかも知れませんね。

ちなみに上記に当てはまらない、一度限りのプロジェクト、単独システムあるいは構成が変わり易いシステム、チケットで十分あるいは小規模な場合は、Redmineにこだわらなくて良いプロジェクトと言えるでしょう。

なお、Redmineの特徴を説明しましたが、ITSの導入には知見者あるいは導入意欲を持った人の存在が必要になります。また、過去の資産をどうするかということも、ITSを選択する際の重要なポイントの一つでしょう。

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Shibuya.trac 第10回勉強会 #shibutra

実はtracもけっこう使っているので、デブサミ後のShibuya.trac 第10回勉強会はとても楽しみにしていました。なんと60人も集まった勉強会は期待を裏切らないものでした。

特にOかもとさんの発表は、デスノートがその語源のtrac lightning後継のKANONの発表という、ホットなものでした。このKANONは、ベースをLinuxにし、アジャイル開発を意識し、MS Project互換のOpenProjectと連携するというなかなか期待できる内容でした。

懇親会では、OかもとさんからWindows上では改行コードの問題で開発しにくかったこと、ユーザの方からは社外の協力会社に使ってもらうにはセキュリティ上Linuxの方がうれしいというお話が聞け、それぞれなるほどと、思いました。

名古屋から来られたこくぼさんは、Redmineでブイブイ言わせているとの触れ込みでしたが、「本物」でした。小規模アジャイル開発ならBacklogsプラグインは、とても便利だと思いました。

すでに、発表資料とお試しRedmineまで用意されています(背景のかわいい赤ちゃんがないのが残念!)。

この他にも、充実したLTあり、ネットでしか知らなかった多くの方々や、初めての方々との出会いと語らいがあり、非常に充実した勉強会でした。

スタッフの皆様、会場をお貸しいただいたニフティの皆様、発表者ならびに参加者の皆様、本当にありがとうございました。

詳しい内容はWikiからたどれると思いますので、ぜひご覧ください。

[#TiDD]チケット管理システム大決戦 JIRA vs Redmine vs Trac - デブサミ2011 その3 - #itsjp #devsumi

サブタイトルを含めると

「チケット管理システム大決戦 JIRA vs Redmine vs Trac ~ユーザーが語る、なぜ私はこのツールを使うのか」

というこのパネル、初めて聞いた時には時間が短いこともあり、「そんなパネルで大丈夫か?」といまどきの言葉で心配していました。しかし、皆さん紳士的でそれぞれの特徴を述べながら「チケット管理システム(BTS)を使いましょう!」との共通の思いを語られていたのが印象的でした。

逆に言うと、もう少しバンバンやってもらっても面白いかとも思いましたが、あきぴーさんが書かれているように最終日に別の場所であったShibuya.Tracで、Web上で続けられることになりました。楽しみです。

私個人は、条件を付けずにいうならデフォルトでガントチャートと親子チケット(サブタスキング)が可能なRedmine(あるいはChiliProject)かと思いますが、多くの意見を取り入れて手になじむTracも良いと思います。

BTSの議論を聞いていると、パソコンの前のマイコン時代の議論を思い出します。あのころもそれぞれに特徴があって、多くの議論が行われたのですが、個人的な結論は詳しい知り合いがいるなど「情報が得られるものを選べ」でした。

Redmineでも、Tracでも、それぞれの機能の差よりも、入れてからの使いこなしが重要なので、自分に合った情報源のあるものを選べばよいかと思っています。そういう意味では、(使ったことはありませんが)有償のJIRAなども有効な選択肢ではないかと思っています。

そういう考えですから、この新しいWeb上の大決戦のような活動で、どの程度アピールできるかが、仲間(ユーザ)を増やすポイントになるんだろうと思います(とあおっておきます)。。

[Trac] csvでインポート、添付ファイルの一括ダウンロード、定番本

ここのところ久しぶりのTracでTiDDしております。Redmineと比べるなら

  「ほぅ」のRedmine、「なるほど」のTrac

と言う感じでしょうか。開発体制の違いが機能に現れているようです。

Tracのちょっと便利なプラグインを2つ紹介します(対象バージョンに注意してください)。

1.tracにCSVでチケットをimport「TicketImportPlugin」

プロジェクト立ち上げ時の一括入力、マイルストーンでの一括修正などが容易になると思います。

日本語解説

本家

日本語版

なお、インポート機能を使うユーザには、IMPORT_EXECUTE のパーミッションが必要です。

csvでは、うまく登録できない場合もあったので、きちんとライブラリを入れてExcelでインポートしたほうが良いかもしれません(並べ替えるとうまくいったり、一度入れてから更新するとできたりしました)。更新前に確認できるのが便利でした。なお、変更時には更新履歴が残ります。

2.Tracの添付ファイルを一括ダウンロード

Tracで添付ファイルの一括ダウンロード

プラグインを有効にした場合に、PACKAGE_DOWNLOAD権限が追加されます。この権限が割り当てられると、添付ファイルが登録されている場合には「ファイルを添付する」のボタンの横に「一括ダウンロード」ボタンが追加されます。

何度も使わないかもしれませんが、いざと言うときにとても便利です。

3.定番本

Trecといえば「Trac入門 ――ソフトウェア開発・プロジェクト管理活用ガイド」が定番本と言えるでしょう。

この本は入門書なので説明が優しいですが、時々深い事が書いています。このような本は読み直すと新しい発見があります。バージョンが古いのが少し残念ですが、定番本としてお勧めするならこの本ですね。

[#TiDD] 出版裏話7:trac, mantis,すべてのBTSをお使いの方に

Redmineによるタスクマネジメント実践技法」をすでにお読みの方はお気づきだと思いますが、本書のターゲットはRedmineのユーザだけではありません(もちろん、タイトルにRedmineと入っているように、インストールの説明がないことを除けば、Redmineの基本的な使い方や、プラグインについてもしっかり載っていますので、Redmineの本としても満足していただけると思います)。

このブログで出版の案内をしたとき、

 史上初の「チケット駆動開発」の本が出版に

とタイトルにつけました。これには裏話があるのです。

この本の企画を検討していたとき、タイトルにRedmineを入れるかどうかの議論がありました。チケット駆動開発の環境として、ワークフローの設定やサブタスキングなど、Redmineはとても良い環境です。しかし、チケット駆動開発そのものはツールに依存するものではありませんし、そもそも提唱者のまちゅさんはtracを使われていました

しかし、タイトルにチケット駆動開発が入らないという大人の事情がありましたので、もう一つの売りであるRedmineがタイトルに入りました。

タイトルにあわせて、内容もRedmineの本として満足していただけるように構成しました。しかし、純粋なRedmineに依存しないチケット駆動開発の説明も入れたいということで、第1部に関しては、Redmineとは独立して一般的なチケット駆動開発関連の説明を書いています。

このほか、詳細目次を見ていただければ分かりますが、本の後半もすべてのBTSを使われている方にも参考にしていただける内容になっています。

Redmineじゃないからと思っておられたなら、ぜひ一度手にとってみてください。

#『行きなさい。わたしが、あなたを遠く
# 異邦の民へつかわすのだ』
#(日本聖書協会 口語訳 使徒22・21)