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大切なことはスタートレックから学んだ(総集編)

SRAアドベントカレンダーからのまとめです。

エンジニアの誇り

スタートレックとは宇宙大作戦から始まるSFテレビドラマシリーズです(wikipediaU.S.S. Kyushu)。複数の番組があり、制作された時代によって背景にあるテーマ(価値観)が異なっていて様々な刺激を感じます。

バブル崩壊後に公開されたスタートレック:ヴォイジャーは、バブル期のイケイケどんどんから新たな歩みを一歩ずつ進めていこうとする言葉がありました。

「栄光を築くのは戦士かもしれないけど、社会を築くのはエンジニアよ」

         スタートレック:ヴォイジャーの トレス中尉の言葉

戦士のところを企業戦士と読み替えてみてください。企業において営業や経営層は、売り上げに責任を持つことから、評価が高いかもしれませんが、実際にシステムを開発するのはエンジニアです。

利用者に喜ばれるシステムを作ることで信頼を勝ち取り、企業活動を通じて社会に貢献することで、その存続を担うのはエンジニアの仕事です。

開発が遅れたり、トラブルが生じる方が会社の利益になることもあるでしょうけど、「社会を築く」という誇りがより良いシステムの開発に我々を向かわせるのだと思います。

新しい技術への挑戦

多くの刺激を受けたのは、バブル期の「新スタートレック」というシリーズです。科学技術の発展でお金があれば何でもできるような社会風土の中で、人間や家庭に対して問いかける場面が多くあります。

「生まれつきの親なんて一人もいませんよ。みんな苦労しながら学ぶんです。」

            by カウンセラートロイ@新スタートレック4-4

もっと早く聞きたかった言葉です。うまくいかないと、何かにつけて自分はダメだ、向いていないと思ってしまいがちです。しかし、全知全能なのは神様だけで、人間は完ぺきではありません。うまくいかなければ、勉強すればよいのです。

技術者は、新しい技術に常に立ち向かわなければなりません。経験のある環境でもバージョンアップでトラブルに合うこともあるでしょう。

常に学ぶことを忘れない。エンジニアに求められていることです。

プロジェクト

スタートレックのすべてのシリーズに男女間の話が出てきます。坂本龍馬が世の中の情勢を男女間の話に例えたように、プロジェクトを男女間の話に例えると学びも得ることができます。

「あんな恋は二度と無い」
「そうよ」
「意外なセリフ」
「また恋はする。でも同じ恋は二度とないわ。いつもちがうの」
「恋って難しいね」
「そういうものよ」

                  新スタートレックより

恋をプロジェクトに置き換えてみてください。プロジェクトは常に新しい何かを作る仕事ですから、同じプロジェクトは2度とありません。だから、いつも難しいのでしょう。

理念の大切さ

スタートレックは未知の宇宙を航海するドラマです。未知の文明に遭遇した際に影響を与えてしまわないことが、重要な理念になっています。

そのほかにも惑星連邦憲法があって、裁判を行う際には重要な役目を果たします。しかし、未来においても裁判で不条理な主張をする人間がいます。そこで、ピカードが言った一言。

「憲法の基本理念を勝手に覆す事はできない」

           ピカード@新スタートレック シーズン4 第21話

アジャイル開発が話題になりだした頃、クレド(信条)が話題になりました。会社や組織が同じ方向を向くためには必要なものです。

SRAにもクレドのようなものがありますが、聞く機会も少ないので暗記している人はあまりいないでしょう。とはいっても、その中に「プロフェッショナル集団である」という言葉があることだけは、多くの人が知っています。そのことが技術志向の会社であることにつながっています。

もちろん、SRAにもそうではないと思う人はいるでしょうが、その理念は勝手に覆すことはできないのです。

組織の考え方

スタートレックは宇宙ステーションが舞台のDS9を除いて、戦闘能力を持つ宇宙船のお話です。登場人物はピラミッド構造の組織に属し、上長の命令は絶対です。

しかし、惑星連邦の理念に反する場合や緊急事態では、命令に反することも行われます。今回は、そんな場面でのピカード艦長の言葉を紹介しましょう。

「私は命令に従っただけです」という言葉でどれだけほと多くの過ちが正当化されてきたと思う。自分の考えを持たず、ただ命令に従うだけの士官なら連邦には要らない。

                ジャン・リュック・ピカード@新スタートレック

このような上長の懐の深さが、組織を健全に保つのだと思います。

SRAでも上長に反論するような気骨のある人間を喜ぶ人が少なからずいて、オープンで風通しの良い環境を保っているのだと思います。気骨のある人は、ぜひSRAにお越しください。

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