効率的な開発を考えたらモダンアジャイルになった話 - Node-RED UG大阪 - #noderedjp
Node-RED UG Osaka 勉強会 Vol.2で発表してきました。色々トラブってご迷惑をおかけしました。説明が不十分だったので、説明をまとめておきます。
Node-REDは高度なソフトウェアを簡単に開発できるので、プログラミングの敷居を下げてくれます。しかし、少し大きなソフトウェアを開発し出す時には、それなりに考えて開発しないと、保守が難しく、効率が悪く、品質が低く、生産性が上がらなくなってしまいます。
具体的には、タブとリンク、サブフロー、カスタムノード、通信などで分割する。1対多の接続を避ける。msgオブジェクト、グローバルオブジェクトなどをデータモデリングする。常に動作を確認しながらインクリメンタル(漸増的)に開発し、機能テスト・非機能テストを工夫する。上流から仕様の確認に用いる。といった工夫が必要です。
アンケートから垣間見える内容を考察すると
- ツールの知識やノウハウを共有すること
- 特性を活かした設計で品質を作りこむこと
- 実装を繰り返して常に確認すること
- 上流から利用すること
という4点に集約されます。 情報共有や教育が重要であるだけでなく, 既存のプロセスをそのまま適用するのではなく, 積極的に変更することがプロセス改善につながります。
これらは、 従来のアジャイル開発のエッセンスを焼き直したモダンアジャイルの指導理念とも共通するものです。より良いソフトウェア開発が効率的な開発に繋がるのでしょう。
開発ノウハウや経験により得られた知識は、ドキュメントや書籍からだけではなかなか得られません。経験者の集まりであるユーザ会の今後に期待しています。
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