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バタバタするのは、リスクマネージメント、オプション確保、連携の失敗

プロジェクトマネージメントの旨い・下手は明らかに存在します。それは、数少ない大切なポイントを実践しているかどうかで、ほんの少しの判断ミスが徐々にプロジェクトを窮地に追い込んでいきます。

まじめに頑張っているのに、プロジェクトがバタバタしてしまう。仕方が無いのかも知れません。でも、ふりかえって考えるとこんなポイントを忘れていないでしょうか?

リスクマネージメント

今起きている問題は予見していたでしょうか?「あぶないなぁ」とは思っていたなんてことはないでしょうか?

リスクに対して「まぁ、大丈夫だろう」とか「問題が起きたら考えよう」などと思っていると、どんどん後手に回ってしまいます。

予想できるリスクは、発生する要素を避ける、発生確率を低減する、外部に転嫁する、許容して対策に必要なバッファを確保する事が可能です。

オプション確保

そんな事を言われても全てのリスクに対策なんてできない。それはそうです。ではどうするか?背水の陣を避ける事です。

対策できていないリスクや予見しえない問題が生じた際に、逃げ場が無くならない様に選択肢を残しておく事です。

あらかじめ計画できる事もありますが、なかなかそうもいかないかも知れません。でも、なるべく選択肢を減らさない様にする事はできます。

リーンソフトウェア開発で最終責任時点(リーンソフトウェア開発 - 決定をできるだけ遅らせる)と呼ばれるそれ以上決定が遅れると問題が生じるタイミングを見極めて、可能な選択肢を残す事で、プロジェクトを柔軟に運営する事ができます。

スムーズな連携

プロジェクトにマイルストーンを設定したり、タイムボックスを適用すると管理が容易になります。しかし、とりあえず目先の目標をこなしていただけではうまくいきません。

全体の作業を俯瞰して、より効率的なパイプライン([#agile] 「リーン開発の現場」を読んで その2 - パイプラインとスケールアップ -)を構成する必要があります。

それはマイルストーンに向かう作業間の連携だけでなく、より長期的な視点でのデシジョンです。今の報告を良く見せる事に執着せず、トータルで効率が良くなる様に作業間の連携を構成します。

おわりに

「あいつがやるといつもうまくいく」とか「頑張っているのにうまくいかない」という状況は、運だけではありません。大切なポイントを押さえているかどうかです。

このポイントは様々な事にあてはまります。プロジェクトマネージメントが旨い人は、他の事もうまくできるでしょう(何を大切にするかは対象次第ですが、、)。

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