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SS2016に未来を見た - 生産性が高くなると手戻り工数が減る -

今回のソフトウェアシンポジウム2016も色々と得るものがありました。その中でも新しい気付きを得られたのがサイバーリンクス 松山さんらの経験論文「情報システム開発におけるソフトウェア資産の上流シフトへの対応」です。

新世代のアプリケーション自動生成ツールGeneXusを使った際の経験を発表されました。超高速開発などではすぐに作れる所が主張されがちですが、この発表では手戻り工数も少なくなる点が説明されて「なるほど」と思いました。

新規の開発であれば生産性の向上は短期開発を実現し、商機を逃さないといったところが目的でしょう。しかし実際は、開発中はもちろんのこと、リリース以降も障害の対応やバージョンアップで多くの修正が加えられ、その際も高い生産性が役立つ事になります。

この実感はあまり理解されないかも知れません。でも最近、GUIでモジュールの組合せでプログラミングするNode-REDの開発をする中で、同じような事を考えていました。

Node-REDを使っていると生産性が高く、1日10回どころか1時間10回ぐらいのデプロイも平気です。そんな環境を使っていると、開発も手戻りも一瞬で、実現可能性の検討や全体の設計等がほとんどの時間になります。

(具体的に言うと公開されているモジュール(ノード)を探してインタフェースを確認、動作確認後に前提を構成、動作確認、がほとんどの時間の様に思います。たまにはロジックでもはまりますが、、)

GeneXusやNode-REDような生産性の高い仕組みが全ての分野をカバーできるとは限りません。しかし、将来ソフトウェアの生産性の格段に高くなり、DevOpsというまでもなく、デプロイや運用までが自動化されたなら、多くの時間が上流に割かれる事になる。そんな未来があるかもしれない。そう思いました。

もちろん従来型のプログラミングが無くなる訳ではありません。同じような議論は、開発の中心がアセンブリ言語から高級言語に移った際もありました。

ある言語が中心でなくなっても、存在がなくなる事はありません。比率が変わるだけです。もちろん、どちらが儲かるか、失業し易いかも人それぞれの立場や能力によって様々でしょう。

このような環境を前提に考えると、プロセスも必然的に変わってくると思います。そのお話はまたいずれ、、

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