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ザ・ゴール2 コミック版:TOCの思考プロセスは、ツール、知識、考え方から

TOCの思考プロセスには3つのツールが登場します。“ものごとのつながりを考える「ブランチ」、意見の対立について考える「クラウド」、目標を達成する方法を考える「アンビシャス・ターゲット・ツリー」”(教育のためのTOC 日本支部)の3つです。

TOCfE(教育のためのTOC)勉強会でのモヤモヤ

これらのツールについては引用元のTOCfE勉強会が関西でも開催されていて(facebook)、そのワークショップへの参加を通じてだいたい知っていました。

でも、正直なところ少しモヤモヤしていました。それは、どのような局面で使うのか、問題をモデル化しても結局はアイデア勝負ではないのか、そのモデルは正解なのか、といった疑問です。

しかし今回、 ザ・ゴール2 コミック版を読んでようやくすっきりしました。まずは3つのツールから説明します。

意見の対立について考える「クラウド」

前作のザ・ゴール コミック版 でもCCPMに繋がる家族のストーリーがありましたが、今回は親子の対立をクラウドで解決します。

クラウドでは対立する意見の理由(なぜ)に共通する同じ目標をモデル化します。共通の目標と考え方の違いを明確にすることで、互いの理解が深まり、対立を解消する解決策を考えることができます。

目標を達成する方法を考える「アンビシャス・ターゲット・ツリー」

コミック中では「前提条件ツリー」と呼ばれています。これは、目標を達成するために必要な「中間目標」をはっきりさせるためのツリーです。

まず、目標を達成しようとするときの障害を挙げ、その障害をかわせる中間目標を考えます。そして、現在から中間目標をたどり目標まで論理的につなげることで、障害をかわして中間目標を達成する手順を考えていきます。

ものごとのつながりを考える「ブランチ」

UDE( Undesirable Effects: 好ましくない現象)を明確にして、因果関係から現状ツリーを作成します。問題の全体像を示して「何を考えるか」をはっきりさせます。現状ツリーができれば、全てのUDEの原因がわずか一つかふたつの根本(コア)となる問題がわかります。

現状ツリーのUDEをひっくり返してDE(Desirable Effects: 望ましい現象)を考えて図式化し、「何に変えるか」を考えるために 未来現実ツリーを作ります。

現在から未来に向かって実行していく移行ツリーを作る例や、 アンビシャス・ターゲット・ツリーを使ったお話も出てきます。

知識と考え方

この本ではツールの使い方がストーリーで示されています。そこにはワークショップではわからない、知識や考え方にポイントがあると思いました。

まずは知識の重要性です。今回は財務のスペシャリストの女性が問題を整理していましたし、家族の対立の際も子供がどのような考えを持つかを大人が知らなければ理解が進まなかったでしょう。

次に「コア」根本の問題を見つけていることです。表面的にはたくさんの問題があっても、まず解決しないといけないのはそんなに多くはありません。セーフウェアの根本原因やなぜなぜ分析にもつながるポイントだと思いました。

最後にUDEからDEに反転させていることです。論文の書き方でも同じようなことをしています。物事を裏側から見ると意外とシンプルになりますし、考えも広がります。

つまり思考プロセスというのは、物事を知り、現実を深め、アイデアを広げることで、3つのツールはそれを支援している。なので、ツールはあくまでも考える道具なので、本業の腕を磨き、考えを深め、広げる際に、必要に応じて使えば良いと思いました。

思考プロセスが単なるツールではないと理解したとき、この本がより素晴らしく感じました。

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