「なんで?」と「自分だったら」が属人化を防ぐ1 - 必要な時に、必要なものを、必要なだけ -
珍しく社内でお話しする機会がありました。
社会人になって32年。20世紀と21世紀を半分ずつ過ごしてきました(正確には21世紀は2001年からなので少し短い)。
今の会社を知ったきっかけは先輩が残業が多いと愚痴りにきたからで、「残業代は多いけどシンドイ」と聞いて、結婚資金を貯めたかった私は興味を抱きました。
調べてみると最初に商用としてUNIXを導入したとか、面白そうだったので会社に入りました。
当時は「モーレツ社員」とかいう言葉に代表される様に、イケイケドンドン、フォードの自動化に象徴される大量生産大量消費の時代でした。
20世紀の末になるとトヨタ生産方式に代表されるような効率化が求められる様になり、米国が日本の技術を参考にリーンやTOCといった無駄のない方法が考えられる様になりました。そして21世紀は根性論ではなく、無駄のない効率が求められる様になりました。
残念ながら、世の中がそのように変化している中で属人化を無くす方法は、資料を整理したり、勉強会を開く、など昔ながらのまとまった時間をかける方法が行われています。
しかし、よく考えてみると、そのような方法を取らなくてもリーダーは大事なところは把握していますし、トラブルが生じるとここがおかしいのではないか、などと言い当てています。
リーダーの様に 日々の仕事の中で、「なんで?」と疑問を残さず、「自分だったら」と考えれば、もっと効率的に属人化を防ぐことができます。
それは生涯学習の方法であり、アクティブラーニングであり、機械学習にも似たケース・ベースド・リーズニングの方法で、障害が予測されるフォルトプローンを知る方法です。
それは大変に思えるかも知れませんが、情報量の定義を利用して全てではなく大切な情報を見極めて常に整理していれば、意外と楽にできることです。
真面目に頑張ることが正しいとは限りません。「なんで?」と「自分だったら」を活用して、属人化を防ぎましょう。
« ザ・ゴール2 コミック版:TOCの思考プロセスは、ツール、知識、考え方から | トップページ | カンタン非同期処理のNode-REDはデータ構造から始めよ! »
「仕事術」カテゴリの記事
- 「任せて、任せず」「魚を与えるのではなく"釣り"を教えよ」(2021.08.16)
- BABYMETALに見るマネジメントの工夫(2016.05.24)
- 「モノ書き」 - 山口 英先生をしのんで -(2016.05.13)
- 懇親会は補習以上の価値がある - 勉強会だけではもったいない -(2016.05.05)
- 「なんで?」と「自分だったら」が属人化を防ぐ1 - 必要な時に、必要なものを、必要なだけ -(2016.04.27)
« ザ・ゴール2 コミック版:TOCの思考プロセスは、ツール、知識、考え方から | トップページ | カンタン非同期処理のNode-REDはデータ構造から始めよ! »
コメント