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社会人のためのシンポジウム発表入門 リーン論文作法

ソフトウェアエンジニアのシンポジウム投稿のススメ」というイベントで発表してきました(論文の善し悪しをサンプルで見るを元にしました)。

このイベントは SQiPシンポジウム実行委員会主催で、ソフトウェアシンポジウムに関わっているSEA関西からも協力させていただく形で実現しました。

シンポジウムとか論文というとアカデミックで真面目イメージがあるかも知れませんが、それだけではなくコミュニティのお祭りなんだから、みんなで楽しく議論しようよ。という思いで発表させていただきました。

真面目な論文の話は世の中に色々と出回っていますので、現場の人が実践者として査読をどう乗り切るかを裏話を交えてお話ししました。

具体的には、審査基準にあわせて書くことでボーダーラインに乗る。ボーダーラインではプログラム委員が推してくれるかが勝負なので、聞きたい、聞かせたいと思ってもらえるような実践者でないとわからないことを書きましょう。と説明しました。

Q&Aで興味深かったのは、司会の細谷さんが「論文だけでなく仕事にも繋がる」とコメントされたことです。

実はこの論文の書き方は、このブログに書いた「できる人を観察して勝負する
にあるように、右も左もわからなかった私が社会人留学生として生き抜いた成果でもあります。

この他にも論文の書き方で仕事に繋がることとしては、段落の構成など色々あると思いますので、仕事に向けた視点でまとめてみたいと思っています(刑事コロンボは東尋坊に関係者を集めない - 論旨の伝達に起承転結は不要 -に続く)。

おまけ

今回引用した中で、ソフトウェア品質シンポジウム2016一般発表募集 –申込書(Word)は審査基準の詳細が載っていいて、参考になると思います。

また、今回は文章の表記法等には触れませんでしたが、ソフトウェア・シンポジウム 2016 投稿要領にあるスタイルの注釈を読むと基本的なところはカバーできる、つまりボーダーラインに載り易くなると思います。

より詳細には電子情報通信学会の和文論文誌投稿のしおり(情報・システムソサイエティ)を下の方までしっかり見ると、文献の書き方や送り仮名、略語まで載っています。今回の主旨とは異なりますが、ここまでできると論文誌に出しても恥ずかしくない体裁になります。

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