サーバントリーダーシップを否定すると嫌な上司になっちゃう件
2回ほど続けてサーバントシップの記事(サーバントは革命の言葉。ビジョンを示せ! - サーバントリーダシップ私論 -、古くて新しいサーバントリーダシップ)を書きました。
今回は、サーバントシップに対するイメージを、どう表現するかを考えました。その結果、サーバントリーダーシップのない上司は嫌だという結論になりました。
サーバントシップの個人的なイメージ
初めに思いついたのは、学生の自治を尊重する学校の先生が近い様に思いました。場を作り、必要な情報を提供し、目指す方向を示し、それぞれの成長も考える。そして、いざとなったら生徒と一緒に考えて行動してくれるそんな先生です。
では、具体的に何をすれば良いか、チームを立ち上げ、見える化を推進し、ビジョンを示し、必要なコーチングをする。もちろん、実作業もいとわない。そんな感じです。
そこでの「サーバント(奉仕者)」の意味を問われると、チームの将来を見据えて必要な事なら何でもするという事だと思います。CASE文のデフォルトのようなものです。
サーバントリーダは状況に合わせて行動しますので、場を作ったり、なごませたりする様々なプラクティスはあるとしても、メンバーや対象業務によって大きく変わるものだと思います。結局、何をすれば良いか簡単に説明できません。
サーバントリーダーシップではない行動
そこで発想を逆転させて、こんなのはサーバントリーダシップではないと思える行動を挙げてみました。
- 場を提供しない
- ビジョンを示さない
- モチベーションを高めない
- 問題が生じると怒る
- 相手にあわせた対応をしない
- 現場の状況を把握していない
- 細々と指図する
- 部下の成長を考えない
- 意見を尊重しない
- 調整しない
- いわれたままに伝達する
こんな上司は嫌ですよね。そこで、サーバントリーダシップに期待していろのです。
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