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セレンディピティを阻害する3要素=リーダの成長を阻害する3要素

セレンディピティとは「偶然からモノを見つけ出す能力」「当てにしないしていないものを偶然にうまく発見する能力」あるいは「偶然または聡明さによって、予期しない幸運に出会う能力」などと呼ばれます。

セレンディピティに注目した理由

ノーベル賞を取るような大発明をした多くの人は目的としない事象、すなわち失敗の中から大きな発見をしています。このような発見は、セレンディピティを発揮したからと考えられます。

セレンディピティの語源は「スリランカ(セレンディップ)の3人の王子たち」という寓話から来ています(詳しくはリンク先をお読みください)。また、同名の映画「セレンディピティ」(Yahoo!映画)では、初めての出会いから偶然をたぐり寄せて再会に至るまでの様子が描かれています。

セレンディピティについて書こうと思ったのは、プロジェクトの運営がうまくいかない人の問題は戦略(効果的に対策を打つための5つの戦略)の問題だと思っていましたが、実際は現状を洞察できない、つまり想定外のことから問題点という宝物を発見できず、戦略的に考えられないのではないかと思ったからです。

リーダの成長を阻害する3要素=セレンディピティを阻害する3要素

そこで、なぜ現状を洞察できないかを考えてみました。すると、それはセレンディピティを阻害する内容そのもので、そのことによってリーダの成長をも阻害しているようでした。

散らかっている

トヨタ生産方式の基本は整理整頓と言います。これは、チリ一つない状況であれば、ネジが落ちていればすぐにわかるからです。

これと同じ様にわからない情報がたくさんある中でそれをを放置していたなら、普通じゃない(異常な)状況になっても、問題がどこにあるかわからなくなってしまいます。

できる人を観察して勝負するに書いた様に常に情報を整理しておけば、問題が起きればすぐに発見する事ができるでしょう(計算量でも説明できますね)。

興味がない

もし、イヤイヤやっているならプロジェクトの現状に興味が持てません。こんなもんだと思ってしまうでしょう。

また、少し気になったとしても、その内容にまでは踏み込まないでしょう。プロフェッショナルは本物で確認するに書いた様に、常に興味を持って状況を把握するようにしたなら、問題点を具体的に知る事ができるでしょう。

別のものにこだわっている

仕事のやり方はどんどん改善すれば良いのですが、自分のスタイル、いわゆる俺流にこだわっていると、目の前にあるヒントを活かせません。こだわる場合とこだわらない場合の注意点に書いた様に、ピンポイントでこだわるとうまくいきません。

また、恥ずかしがって聞かない人も、自分のプライドにこだわっているのでしょう。情報を得るには Give & Giveなのですから、積極的に情報発信しないと情報を得る事はできません。

おわりに

ここに挙げた内容は、偶然の中から幸運を見つけ出す場合にも、あるいは、問題点を見いだす場合にも共通の内容です。

問題を見つけだすことができれば、戦略的に攻略できます。ピンチはチャンスと言いますから、きっと幸せな出来事も見つける事ができるでしょう。

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