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リーダーはゴールのためなら何でもする - ドクター先輩の個人指導 -

後輩:すると、メンバーを注意してはいけないと?

ドクター先輩
:そうは言っておらん。感情的に怒るなと言っておる。そもそもうまくいかなかったのはプロセス問題があったからじゃ。

後輩:プロセス問題ですか?

ドクター先輩:そうじゃ、プロジェクトがおかしくなってしまったのではなく、リーダーがおかしくしてしまったのじゃ。ふりかえってみるが良い。リリースまでにチェックはしていたのか?指導はしていたのか?作業の確認はしておったのか?

後輩:リーダーにも反省点があったのですね。

ドクター先輩:そうじゃ、「怒るな教えろ」じゃ。

後輩:何度言っても直らない場合でもですか?

ドクター先輩:そうじゃ、自分の気持ちは関係ない。受け入れやすい様にするのじゃ。変な誤解を与えられたり(田中一夫さんを偲ぶ)、嫌みを言われなければ怒る必要はないのじゃ。

後輩:リーダーは大変な仕事なのですね。

ドクター先輩:そうじゃ、リーダーはゴールのためなら何でもするのじゃ。

後輩:具体的にはどのように行動するのですか?

ドクター先輩:常にチームが最大の能力を発揮できる様に行動するのじゃ。感情に任せて怒っても反発するだけじゃが、教育的な視点で指導すれば、より能力を発揮できるじゃろ。

後輩:なるほど。他にはどういうところに注意すれば良いのでしょう?

ドクター先輩:リーダー自身がボトルネックにならないことじゃ。リーダーは情報の入り口じゃから、リーダーがまわらなくなるとプロジェクト全体が止まるのじゃ。

後輩:でも、みんな頑張って残業していますよ。

ドクター先輩: 何を言っておる!表面的な事だけを見てはいかんのじゃ。進捗は止まっておるじゃろ。手戻り作業が多すぎないか?仕様変更が伝わってない、レビューやテスト方法を先に伝えていないなど、そこにもプロセス問題が多発しているじゃろ。

後輩:なるほど、リーダーがボトルネックになって、プロセス問題が色々と起きていたのですね。

ドクター先輩:そうじゃ、 無駄にする時間などないのじゃ。リーダーは 自分のスタイルを押し通す余裕はもちろんの事、 迷って判断を遅らせる暇や、メンバーを怒って落ち込ませる暇などないのじゃ。問題を常に整理してゴールに向けて、必要な事はなんでもするのじゃ。

参考:セレンディピティを阻害する3要素=リーダの成長を阻害する3要素

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