無料ブログはココログ

« Redmineからワークフローを考える - 人間の可能性を生かすには - | トップページ | 標準プロセスに隠れたお化けと定量的な品質評価 - 優先席でのスマホ - »

OSSを応援してソフトウェアの自由を得よう - 話題のRedmineの魅力を知ろう その2 - #benkyoenkai

第42回IT勉強宴会 話題のRedmineの魅力を知ろうの続き、前田さんの講演の感想です(その1)。

前田さんの発表は3本立てで、まずRedmineをプロジェクトに適用しようRedmineによるwebサポート窓口の実装と運用からの抜粋したお話がありました。そのあとのRedmineへのContributeとビジネス展開は色々と考えさせられました。

FLOSSふりかえり

フリーソフトウェア(FLOSS: wikipedia)が生まれたのは、元々は相互扶助でした。「良かったら使って!」と無料で公開されたると、利用者は感謝の言葉や感想、バグ報告や修正パッチ等を返していました。レスポンスを得ることで開発者は元気をもらい、開発を続けました。

ソフトウェアやユーザの規模が大きくなるにしたがい、開発者と利用者の距離は離れ、協力する人の比率は少なくなっていきました。やがて、無料である以外は商用ソフトとあまり変わらない、シェアウェアやフリーミアムのようなビジネスモデルが出てきました。利用者からすると無料であれば良かったのかもしれません。

その後、セキュリティ面の優位性やベンダーロックインをさける目的などから、市販アプリの対抗馬として、市販アプリと同じ評価軸で考える人が増えていきました。事業の継続性や有償のサポートの有無など、フリーソフトウェアが生まれた頃には考えられない見方です。

すると今度は、有名なフリーウェアを単に支援するだけでなく、自社のビジネスに都合の良い方向にコントロールしようとする企業が現れ、著名なFLOSSプロジェクトが買収されました。

FLOSSの"L"は利用するプログラムのコードの改良や公開の自由を指しますが、このような買収によって、コードの修正の自由を特に望まないような一般の利用者の使い続ける自由も危険にさらされました。

結果的には、コードが公開されている事で、あるべき姿を望む人たちによって分裂(フォーク)し、下心を持ったチームは衰退し、利用者の使い続ける自由が守られました。

ファーエンドテクノロジー社の支援

前田さんの会社の支援は、Redmineの開発コミュニティに協力するものです。もちろん企業ですから「情けは人のためならず、巡り巡って我がのため」ではあるのですが、直接的な利益は求められていません。どちらかというと、メリッットを享受したからお返しするような印象を受けました。

変なスポンサーがつかなくても、開発がチームで行われ、相互扶助のわかる利用者のいるFLOSSは続くと思います。資金でなくても、パッチ、コメント、感謝があれば、開発コミュニティは継続するでしょう。

おわりに

ソフトウェアの寿命は長いと言われますが、市販ソフトやスポンサーのついているオープンソースだからといって永遠に続くものではないことは周知の事実でしょう。開発している人たちが継続しようと思える相互扶助的な環境を維持できる事が、ソフトウェアの寿命を延ばし、結果的に利用者の自由を守ると思います。

あまり貢献できていませんが、少しでも協力したいと思います。

このエントリーをはてなブックマークに追加


« Redmineからワークフローを考える - 人間の可能性を生かすには - | トップページ | 標準プロセスに隠れたお化けと定量的な品質評価 - 優先席でのスマホ - »

Redmine」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« Redmineからワークフローを考える - 人間の可能性を生かすには - | トップページ | 標準プロセスに隠れたお化けと定量的な品質評価 - 優先席でのスマホ - »