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[#TiDD] 標準プロセスを肥大化させない補完型チケット駆動開発の提案 - SS2015に参加して -

ソフトウェアシンポジウム2015(SS2015)に参加しました。今回は経験論文の発表とワーキンググループのサブリーダーをしました。

標準プロセスを肥大化させない補完型チケット駆動開発の提案

論文は補完型チケット駆動開発の経験をまとめました。補完型チケット駆動開発は計画に無いタスクをチケット化しますので、プロジェクトに固有の情報だけが蓄積されます。

組織的なプロセス改善では、組織内の全てのプロジェクトを共通の標準プロセスで管理します。このため、プロジェクト固有の情報を組み込むとプロセスが肥大化してしまいます。

補完型チケット駆動開発ではプロジェクト固有の情報が収集できるほか、チケットの数も少ないので、リプレース時や類似プロジェクトの計画時や障害発生時の参考になります。

一度経験すると補完型チケット駆動開発の良さはすぐに実感できるのですが、どのような内容が含まれるかはあまり公開されておらず、普及の妨げになっていました。そこで、過去のプロジェクトのチケットを分類して発表しました。

ワーキンググループ

ワーキンググループではWG7: 「開発手法・開発環境の現場導入の現実」のサブリーダをしました

ポジション発表として論文発表のプロジェクトを紹介したSPI Japan 2010の発表(概要スライド)をベースに発表しました。

ワーキンググループでは、落水先生から方法論は役に立つのになぜ苦労するかわからないとのポジション的な問題提起があり、それぞれの苦労話をしました(落水先生は元JAISTのプロセスの大御所です。色々お話できてうれしかったです)。

印象的だったのは無理やり標準化しているところはなく、現場がきちんと理解してもらえるように苦労していたことです。補完型チケット駆動開発も自主的に導入してもらえる様に、これまでの経験を具体的に示すことが大切だと思いました。

謝辞と感想

このように刺激的な経験ができたのは、開発現場の皆さんと、シンポジウムのスタッフの方々のおかげです。盛りだくさんのシンポジウムの開催は大変だったと思います。ありがとうございました。

今回はセッションが並列だったので、残念ながら論文賞の発表を聞く事ができませんでした。できればシンポジウムは論文発表を中心にして、ワーキンググループはプレイベントか並列イベントにして欲しいと思いました。

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