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「Redmine実践ガイド」が出版されます - 推薦文公開 -

今年はRedmine本の当たり年のようで、続々と出版されています。「入門Redmine 第4版 」と「Redmine超入門 増補改訂版 」は改訂版、「10倍速の開発・運用ツール」は、日経SYSテMSのJenkins、Chef、Redmine、Dockerの記事を集めたムックですが、「Redmine実践ガイド 理論と実践、事例で学ぶ新しいプロジェクトマネジメント 」は、全編書き下ろしの新刊書で6月22日に発売予定です。

この「Redmine実践ガイド」は基本的な使い方からチケット駆動開発、事例まで載っている本で、Redmine界隈の有名人がレビューアや寄稿などで協力しています。私もレビューのほか、コラムを寄稿させていただきました。

なかなか良い本になったので、推薦文も頑張って書かせていただきました。ちょっと面白い文章になりましたので、ここにも公開します。


この本を手にしたあなたに

 この推薦文を読んでいるあなたが、この先を読むなら少し覚悟が必要かもしれません。この本を読めばRedmineの実践に関する、多くの情報が得られるからです。

 「なにげなく手に取ったあなた」は理想的なプロジェクトを知ることになるでしょう。なんとなく感じていた不満が明確になります。プロジェクトの状況がわからない、ゴールが見えない、他の障害にブロックされて作業が進まない、このような問題は、これまでITS(課題管理システム)を使わずにスプレッドシートで障害や課題の管理をしているプロジェクトにありがちな問題です。

 プロジェクトには共有すべき情報がたくさんありますが、うまく共有するにはそれなりの仕組みが必要です。RedmineならチケットやWiki、ニュースなど、その情報にふさわしい方法でリアルタイムに共有できます。バージョン管理ツールと連携してチケット駆動開発を実践する事も可能です。理想的なプロジェクトは、実際にRedmineを使ってみないと実感できないかも知れませんが、今まであたりまえと思っていた問題に気付く事になるでしょう。

 「Redmineの導入をためらっているあなた」は、Redmine以外の選択肢考えられなくなってしまうかもしれません。 ITSならどれも変わらないだろう。そう思っているならなおさらです。規模の大きなシステム開発の管理に便利な階層的なプロジェクト、親子関係のほか様々な関連づけが可能なチケット、日常的によく使う検索を登録できるカスタムクエリ、チケットの属性を追加するカスタムフィールド、イナズマ線が使えるガントチャート(Lycheeプラグインでさらに便利に拡張できます)、確認や承認の漏れを無くせるワークフロー機能(webで簡単に設定できます)、などなど。これほど多機能なITSは他にないでしょう。

 しかも、日本発のオブジェクト指向言語Rubyで書かれていることもあり、日本でもコミュニティが活発です。この本にも、Redmineのコミュニティで広く知られているチケット駆動開発のお話や、チケット駆動開発が普及するきっかけになった、Issueがチケットと訳された際の裏話が載っています。また、Ruby専業の会社が書いた本だけあって、プラグインの作り方まで書かれています。Rubyはバージョンアップが頻繁な言語ですが、Redmineはテストコードがしっかり書かれているので安心して使うことができます。もちろん、Rubyの高速化と共にRedmineの処理性能も向上しています。ほら、あなたも使ってみたくなったでしょ?

 「Redmineを導入したいのに上司に反対されているあなた」なら、この本でチャンス到来です。Redmineは日本では最も普及しているITS(課題管理システム)と言われていますが、導入の最初で最大の難関は上司の説得でしょう。「みんなが使っているので、うちも入れましょうよ」と言っても、「みんなって誰?入れている会社があるなら言ってごらん」とまるで駄々をこねる子供を諭す様に返されていないでしょうか?これまでは導入事例を書いた書籍が少なかったので、言い返す言葉がありませんでした。しかし、この本には豊富な事例が載っています。この本の事例を知ったなら、多くの企業がどのように使っているかを説明する事ができるでしょう。

 Redmineの普及に伴って、様々な書籍が発売されるようになりました。基本的な機能をわかりやすく説明した本、リファレンス的な本、チケット駆動開発による使い方を説明した本、などなど。でも、この本ほどRedmineの事例の多くのページを割いた本はありませんでした。事例は自分たちが直面している問題を見つける際にも有効です。多くの企業がRedmineを使うのは、それぞれの抱えている問題を解決したいからです。それは障害管理かも知れませんし、タスクの管理かも知れません。あるいは、顧客からの問い合わせ管理やIT全般統制かもしれません。それぞれの問題にどう使っているのか、どのような効果があったか、この本にはそのような事例がたくさん載っています。きっと上司も納得してくれるでしょう。

 この本でRedmineに詳しくなったなら、サーバー管理者を頼まれるかも知れません。Redmineをカスタマイズして組織のプロセスを構築する事は楽しいお仕事ですが、ほかに担当している仕事があれば、忙しい時には困ることもあるでしょう。でも、このようなピンチは簡単に乗り切れます。一つはこの本に載っている運用者のTIPSに従って、バックアップや監視を自動化する事です。もう一つの方法は、職場の仲間にこの本を薦めて同志を増やす事です。

 最後に、このように推薦文を書いている私ですが、なぜかコラムも書いています。開発現場を改善する補完型チケット駆動開発の解説と、ふだんはtracを使うことの多い私がRedmineをどのように思っているか感想を書いています。これらのコラムはRedmineに肩入れせずに公平な立場で書いたつもりです。ご興味があれば、ぜひ一読してください。

 さあ、覚悟はできましたか?早く本文を読んでみたくなったでしょう。それでは読み進めてください。きっと得るものがあるはずです。

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