[#redmineT] Redmineはキャズムを超える - redmine.tokyoに参加して -
品川Redmine 改め、redmine.tokyoに参加しました(全体の様子はあきぴーさんがブログで詳しくまとめられています)。
日経SYSTEMS寄稿の思い
今回はライトニングトークでお話しさせていただきました。
資料にあるように日経BP社の調査ではRedmineのシェアは拡大して、プロジェクト管理ツールの第1位、シェアも70%に迫っる勢いです。ユーザ層のキャズム(溝)を超えてマジョリティにまで広がってきた様です。
マジョリティには様々なユーザがいますから、先進的な人に向けた高度な内容だけでなく、基本的な利用方法や用途別の逆引き的な情報が必要になります。今回、日経SYSTEMSに寄稿させていただいた際は、それを意識して書きました。
普及に向けてそれなりに書籍や雑誌がそろいましたが、保守的な層を取り込むには、より具体的な事例が必要になります。そこで、わたしはコミュニティに期待しています。
tokyo.redmineの層が厚い
tokyo.redmineが、品川Redmineのころの感想がこちらです。
[#47Redmine]ユーザコミュニティが盛り上がってきた - 第5回 品川Redmine -
前回は内容の濃さとユーザの盛り上がりに驚きましたが、今回は層の厚さに驚きました。
今回はRedmineの全体討論があり、多くの方が発言されていました。知見を持った人が少ない場合に行うパネルディスカッションではなく、開場全体で実際に利用している人がそれぞれの見解を語り合って、より理解を深めることができました。
このようなユーザの交流を続けていくコミュニティがであれば、間違いなくキャズムを超えてRedmineは広く普及していくと思いました。
RedminePMについて
今回のredmine.tokyoでは、ディスカッションの元になったアンチパターンの2つのお話のほか、Redmineの最新情報、サーバ統合のお話、GitLabによる開発、最新のPDFライブラリ対応、メトリクス収集環境、ガントチャート等の高機能化ライブラリ、などの有益なお話がたくさんありました。そのような中で特に取り上げておきたいのが、RedminePMです。
RedminePMはスマートホン用のクライアントアプリで、Redmineを使う中で「欲しかった」ので作られました。日経SYSTEMS11月号にも少し紹介させていただいたようにMy TaskやWeb画面などメニューがよく考えられています。
有償でも欲しい方はたくさんおられると思いますが、これによって仕事が増えればそれで良いとのことで、広告や有償化は考えられていないそうです。お勧めです。
このようなアプリやプラグイン、運用の事例、開発への協力などによって、Redmineの層が厚くなるのだと思います。
おまけ:同人誌UAS(Ultimate AgileStories)
発表中に紹介した同人誌UAS(Ultimate AgileStories)に書かせていただいた記事(UAS1-3)は、以下で公開しています。UAS4(目次)とバックナンバーはアジャイル関係のイベントで有料頒布されますので、機会があればぜひ、入手してください。
UAS1: チケット駆動開発はアジャイル1次ブームの夢を見る
UAS2: アジャイル風の開発で集中を実現する
UAS3: アジャイルの夢を実現する–チケット駆動開発で考慮すべき点
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