[#TiDD] チケット駆動開発によるメトリクス収集のメリット【勉強会告知】
「計測できないものは制御できない」などとも言われますが、計測できたからといって制御できるとは限りません。
計測したメトリクス(定量的尺度)が制御対象と関連が明らかである事はもちろんですが、制御対象の変化よりも早く収集できる事、誤差が少なく、改ざんがない事が必要です。
また、計測に必要なコストよりも制御によって得られるメリットが大きくなければ、計測する事に意味がないでしょう。
チケット駆動開発のメリット
チケット駆動開発はチケットで作業を管理します。そのタスクは開発者が、自分の作業を管理する目的で起票され、更新されます。
つまり、開発者はチケットに依存していますので、メトリクス収集の特別な作業はありません。チケットの更新時に必須の項目が若干増えるだけです。
また、チケットの更新はリアルタイムで確認できます。メールの転送がなくてもWeb画面でいつでも最新状況を確認できます。
チケット駆動開発は管理が目的でなく、開発の見える化、コミュニケーション、自律的なチームづくりが目的です。それは生々しい開発のデータで、偽リの少ないメトリクスが収集できます。
では、実際はどうなのか?
チケットを利用したメトリクスの収集は、障害を中心にすでに多くの企業で行われ(SPI Japan 2013、SQiP2013)、IPAでも可視化ツールが開発されています。
今回はその中から、NTTデータの大杉さん、元IPAで書籍「チケット&計測でITプロジェクト運営の体質改善」著者の神谷(みたに)さんをお迎えして勉強会を開催します。パネルディスカッションもありますので、詳しく聞きたい方も、意見を言いたい方も、ぜひご参加ください。きっと、他では得られないものがあると思います。
【告知】第10回 RxTstudy/第57回 SEA関西プロセス分科会
テーマ:「チケット駆動開発とメトリクス」
http://kokucheese.com/event/index/156953/
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