[#Agile] アジャイル宣言と原則の私的まとめ
アジャイルソフトウェア開発宣言はアジャイル開発の4つの価値を示すと共に、 アジャイル宣言の背後にある12の原則を示しています。
4つの価値は宣言に合意した17人の共通理解をまとめたためか非常にシンプルです。それに対して12の原則は、価値の背景にある様々な方法論の主張をまとめたようなイメージで、一つにまとめられそうな内容や、4つの価値とまとめられそうな内容があります。
そこで、KJ法の様に類似の項目を並べてまとめ直してみました。4つの価値と関連する原則をまとめると以下のようになりました。
- 顧客との関係を変える。共に開発する関係にする
- 積極的なコミュニケーションによって、自律的なチームを実現して開発を進める
- 動くソフトウェアを継続的に作る
- 変化への対応を通じて、競争力を引き上げる
12の原則のうち、4つの価値あまり関係しないものをまとめると以下の具体的な内容になりました。
- 短い期間で繰り返す
- 技術が大切
- ムダのないシンプルさ
- 定期的なふりかえり
少しはわかり易くなったと思いますが、いかがでしょう。
私なりの解釈や表現によるものですので、人によって結果が異なると思います。ぜひ皆さんもまとめ直して、理解を深めてください。
たとえば、原則には「2-3週間から2-3ヶ月というできるだけ短い時間間隔」となっています。1週間のスプリント(イテレーション)は、アジャイル開発の原則から外れているなど、意外な発見があるかもしれません。
追記:2-3週間というのはリリースなので、1週間で繰り返しても原則から外れないとの指摘を受けました。確かにそうです。「リリースまでしていれば」ですね。
« 「ソフトを他人に作らせる日本、 自分で作る米国」を読んで | トップページ | [#Agile] アジャイル開発のエコシステム »
「私のアジャイル」カテゴリの記事
- One fact in one placeとチケット駆動開発 - Software Processes are Software, Too -(2021.12.21)
- マルチスレッド処理と進捗管理・配員・作業分割/割り当て- Software Processes are Software, Too -(2021.12.20)
- カプセル化と組織パターン - Software Processes are Software, Too -(2021.12.20)
- Greedy algorithmと2割8割の法則 - Software Processes are Software, Too -(2021.12.12)
- 「任せて、任せず」「魚を与えるのではなく"釣り"を教えよ」(2021.08.16)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント