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[#TiDD] リポジトリマイニング - お手軽にリアルタイムの生データ -

ソフトウェア開発のデータベースに相当するものを「リポジトリ」と呼びます。具体的には、バージョン管理ツールの履歴情報のデータベースや障害管理システムのデータベースなどがあります。

ソフトウェア工学では、古くからメトリクス(尺度)の研究が盛んでした。計測できればより制御が容易になる事から、コード行数や障害件数など様々なメトリクスの分析が行われてきました。

メトリクスの研究の課題は、どのようなメトリクスがソフトウェア開発に役立つのかということのほか、データ収集の負担、収集にかかる時間、人手が介在する事で不正確になる、といった事です。

そこでメトリクスのデータとしてソフトウェア開発のリポジトリを使えば、お手軽にリアルタイムの生データが得られるようになります。

このような考えで作られたのが、EPM(Empirical Project Monitor)です。

リポジトリマイニングに関する国際会議が開かれているほか、チケット駆動開発もその応用の一つと考えられると思います(EPMについては書籍「チケット駆動開発」でも触れています。また、EPMの後続システムでRedmineやtracに対応したEPM-Xについては神谷芳樹さんが「チケット&計測でITプロジェクト運営の体質改善 」で書かれています。電子版はオーム社のサイト、Google、Amazonで買えるようになるそうです)。

教育分野への応用としては、井垣宏先生がProject-based Learningを実践されています。11月30日の第9回RxTstudyで招待講演をお願いしていますので、ぜひご参加ください。

【告知】[#RxTstudy] チケット駆動開発と教育、Redmineの事例とプラグイン、そしてgit


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