技術者とブランド
「ブランド戦略」という言葉があまり好きではありません。
人はブランドに憧れてモノを買う。モノを買ってもらうためにはブランド力が必要だ!人を惹きつける発表をして、名前を売り、人脈を利用してビジネスを大きくする。
確かにそう言うやり方がある事は否定しませんし、結果的にそうなる事もあるでしょう。しかし、ブランド作りを手段とするのは、技術者ではなく商売人だと思います。
スターバックスのあり方
「スタバはなぜ値下げやテレビCMをしない?高いブランド力構築の戦略を元CEOに聞く」という記事を読んで色々と考えさせられました。
「ブランドというのは、お客様とのある種の約束」
うまく説明して、良いように思ってもらって、仕事が取れれば儲けもの、そんな考えはありません。安く作って高く売れば利益が大きくなりますが、本来いただくべき適切な利益をえるべく、真摯に約束を果たし続けることでブランドが築かれるということでしょう。
「ミッションを愚直に一所懸命行えば、それがブランドになるようにしなければいけない」
前の記事「 技術者とビジネス」で書きましたが、全ての人にカリスマ性が必要でなく、各々の得意なところで力を発揮すれば良いのだと思います。ミッションの実現がブランドを築く、そういう場を提供するのが「会社」の役目なのだと思いました。
技術者のブランド
技術者のブランドも同じではないでしょうか?
ブランドが目的でなく、顧客や社会に対するミッションがあり、その結果として得られるのがブランドだと思います。
こういう技術者でいたいというあり方、あるいは、社会との関わり方、スタバ流の表現で言うなら約束が自分のブランドだとするなら、社会と約束したミッションの達成が自分のブランドになるのだと思います。
究極のブランド戦略は、自分が自分らしくある事だと思うのです。
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