[#TiDD] チケット駆動開発で障害対策リリースする際のチェック法
チケット駆動開発をしているのに普通にリリースしていませんか? “No ticket, No Commit!”を実践しているなら、こんなチェックができます。
- リポジトリブラウザでバージョン管理ツールの変更部分を確認します。前回のリリース後の修正を順に追います。
- 修正コメントに書かれたチケット番号を順に追います。もし、チケット番号がないなら、修正を行った作業者に内容を確認します。
- チケット番号とその概要をリリースノートに追記していきます。チケットが障害チケットから派生したタスクなら、関連タスクが全てクローズされていることを確認して、障害タスクの内容を追記します。
- リリース予定の内容とリリースノートが一致しているかを確認し、過不足があれば作業者や担当者に確認します。
- リリース予定の内容が過不足なくコミットされていれば、リリース(タグを切る、コピーする、メディアに焼く、デプロイ作業、など)します。
このようにすると、予定された障害チケットと関連づけられた修正のみがリリースに反映され、コミットミスで関係ないファイルを更新してしまうことや、コミット漏れを防ぐことができます。
以前の講演で説明したチケットによるトレーサビリティの確保の一環ですが、実践されていない場合もある様ですので、ご紹介しました。
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