【告知】チケット駆動開発の知っておくべき大切な事 - 講演の構造 - #TiDD
前の記事に技術発表の構造を書きましたが、講演の場合は若干異なります。
技術発表の場合、通常15分か20分、長くても30分ぐらいでしょう。1時間前後の講演の場合、技術発表と同じ比率では、前フリが長くなりすぎて聞く方が飽きてしまうと思います。
そこで、よくあるのは、
- 複数の技術発表を組み合わせる
- 技術発表に事例を追加する
という構造です。
複数の発表を組み合わせるというのは博士論文で良くあるパターンですが、話が発散しがちです。でも、うまくまとめられないと聞きにくいと思います(参考:博士論文公聴会<-スライドは二個一ですが論文は三個一でした)。
事例を追加するというのは、無難な選択肢です。単純に技術発表と事例発表を加えると40分ぐらいにはなります。さらに少し肉付けしたり、時間の関係で我慢していた話を加えるなどすると、それなりの時間になります(参考:挑戦の道具としてのチケット駆動開発)。
(8/13追記:これ以外にも汎用的なスライドをたくさん用意して、飛ばしながら説明するパターンもあります。この方法はスライドの利用効率に優れます。その反面、良く聞いておかないと話の筋がわからなくなってしまいます。話を聞いてもらえるのは嬉しいのですが、情報の多いスライドの文字を読んでいる人が置いてけぼりになりますので、間違いなく伝えるという点ではあまり良くないと思います。)
さて、8月24日(土)にJIRAエキスパートであるグロースエクスパートナーズ株式会社(GxP社)のセミナーで、チケット駆動開発の講演をさせていただきます。
【告知】 2013/8/24(土)
GxP社「SIの現場で使えるチケット駆動開発」セミナー「チケット駆動開発の知っておくべき大切な事」(阪井)
2007年に開発現場で生まれたチケット駆動開発は、ITSのチケット(issue)を使ってタスクを管理するというシンプルさから広く普及しています。 ワークフロー管理も可能で、チケットには、計画、作業の状態、議論、関連チケット、構成管理との関連、ビルド結果など、開発に関連する多くの情報が集約さ れます。チケット駆動開発ではこれらの情報の共有と再利用が可能で、プロジェクトの諸問題を改善できます。
講演では、チケット駆動開発の概要と事例、そしてチケット駆動開発の考え方、勘所、注意点など、実施する際に知っておくべき大切な事を説明します。
チケット駆動開発はITSを選びません。それぞれのITSごとに長所・短所があり、現場の課題にあわせてうまく使うと良いと思い、講演させていただくことにしました。
この講演では、上に挙げた過去の組合せでも事例の追加でもなく、新たに全体を再構成するつもりです。これまでの簡単な背景ではなく、背景からしっかりとお話しするつもりです。
チケット駆動開発が生まれてきた時代背景を知ることで、どのようにバランスを取るべきかのヒントになると考えたからです。
- 全体を大きなテーマで包み、それぞれをしっかり語る
そんな発表をしたいと思っています。
関東方面の方は、ぜひご参加ください(ご案内ページ)。
9月12日(木)午後にSRA関西事業部でプライベートショーを計画しています。阪井と@akipiiさんが講演します。関西の方は、こちらにご期待ください。
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