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理にかなったアジャイル王子の華麗なるペラペラ英会話メソッド - 第24回 関西IT勉強宴会 -

英語が大の苦手で、英語の入門書は山の様に買いました。何度挑戦してもやる気が続くのは初めだけで、もう買うまいと決めていました。しかし、第24回 関西IT勉強宴会 「ITエンジニアの ゼロから始める英語勉強法」で、アジャイル王子こと著者の牛尾さんの説明を聞いて、この本はぜひ買いたいと思いました。

王子の説明をまとめると(私の理解した)ポイントは以下の3点です。

  • 能力にあわせて勉強法を選ぶ
  • 発音から始める
  • 英語脳になるには英語漬け

シンプルな方法ですが、これが理にかなっています。

能力にあわせて勉強法を選ぶ

多くの学習法はそれなりに納得できる説明があり、良さそうに思うのですが続きません。これは私も経験したことです。王子いわく、学習法にはそれぞれ前提があるが、説明されていない。前提となる能力がなければ身に付かないし、どの学習法もある程度続けると伸びなくなってくるので、別の勉強法に変えなければいけない。とのこと。

確かに「好きこそものの上手なれ」と言いますし、モンテッソーリ教育でも学習が進む期間を「敏感期」と呼んで、子供に一つの事に集中させます。面白いのは、楽しくなくなったり、能力の伸びを感じなければ、積極的に切り替えるところです。このような学習法はあまりないと思うのですが、興味の湧くものを選べばうまくいくのかもしれませんね(類似のものとしては「つまみ食い勉強法」というものもあるそうです)。

発音から始める

発音練習の本は語彙数も少なくて良いと聞きますが、王子の方法はもっと基礎的な所からです。子音から、音に区切って発音する事から始めます。スマートホンで自分の発音を録音して、正しい発音かどうか確認します。発音ができれば、そのレベルで聞き分けられる様になるとのこと(人に聞いてもらうともっと良いそうです)。

もともと、日本語は音が少なく音域が狭く、広い音域を使う英語の勉強は不利です。そこで、マジックリスニングが良いとか、モーツアルトが良いとかいわれていました。でも、聞こえる音域が広がっても、音を正しく認識できなければ英語になりません。そこで、基本的な発音の練習によって発音と共に音の分解の練習をするのでしょう。

英語脳になるには英語漬け

王子の著書に「オブジェクト脳のつくり方」という本がありますが、今回は英語脳の作り方です。王子いわく、英語学校の様に週に一度、時々英会話をするだけではダメで、どっぷりと浸からないといけないようです。また、王子いわく、 日本の英文法は海外の情報を和訳するために必要な知識を提供しますが、現地ではシチュエーションに合わせた話し方を学ぶそうです。知識中心ではなく話す事が大事な様です。日本語に直さず、とにかく話す事が大切との事。

これは、人間の脳細胞を模したというニューラルネットも同じですね。一度の経験ではなく、同じ事を繰り返す事で脳細胞は最適化されるのでしょう。

私の経験からもそう思います。一度、1週間近く海外に行った時は、知り合いに頼れない状況も間々あって、繰り返すうちにいい加減な英語なら考えずに出る様になりました(その時だけですが)。また、英語ネーティブな人と週に何回か食事に行く経験もしましたが、考えて話していても一向にペラペラにはなりませんでした。

以前、スタートレックシリーズなら単語のレベルがそろっていて良いと聞き、試しましたが、英語字幕に頼っていまい、英語力は向上しませんでした。王子の言われる様に、聞き流すのではなく集中する必要があったのでしょう。

まとめ

以上が私の大まかな理解です。必要に応じて学習法を変更する、録音してフィードバックを得る、というのはアジャイル的ですし、計測できなければ制御できないとも考えられますね(さすがエンジニア)。

勝手にタイトルを付けましたが、これはこのメソッドの本質だと思います。ムダな努力をせずに、華麗に、楽しく、勉強法を勉強して、ペラペラになるのがこのメソッドです。王子いわく、「このメソッドでペラペラにはなりますが、英語力は上がらない」との事。必要に応じてほかの勉強法も併用した方が良いでしょう。

注:本を読まないで書きましたので、間違いがあるかもしれません。不明な点があれば本でご確認ください。


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