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[#agileradio] アジャイルラジオはメディアミックスの力を持つ!

以前、出演させていただいたアジャイルラジオは、アジャイル専門(たまに違う!?)のPodcastしている放送局で、ラジオとしての特徴、コミュニティとしての特徴と、メディアミックスとしての特徴、があります。

ラジオとしての特徴

関西人の私にとって、良く知っている人たちの会話ですが、なぜが聞き入ってしまいます。もちろん話の内容は打ち合わせされていて、その後のお話なので聞きやすいと言うのはあると思うのですが、顔が見えないからか声から表情をイメージしようとするようです。

また、いかにもラジオ的な構成も秀逸です。毎週水曜に更新される30分番組の中に、オープニングとエンディング、CMなど、集中力が切れないような構成が、聞きやすくしていると思います。

ラジオという媒体は音声というアナログの媒体で文字では表現できない多くの情報が提供されます。インフォーマルな会話によって、飲み屋で離しているような深みのある内容が伝わります。アナログの特徴である豊富な情報によって、SECIモデルの暗黙知の共同化にも役立っていると思います。

コミュニティの特徴

最近のラジオらしく、Twitterを活用しています(ハッシュタグは#agileradio)。公式アカウントや中の人が広報に利用しているほか、聴取者のコメントもTwitterで集められています。番組の収録前にはTwitterがチェックされていて、つぶやかれた意見や感想を番組内で紹介されています。

また、最近のマスコミの様に、ラジオ以外での活動もされています。XP祭り関西ではコーナーを作られていましたし、ET-WESTではUstreamで動画配信するなど、ラジオを中心としたコミュニティを形成されています。

メディアミックス

Twitterの利用はラジオから見るとメディアミックスですが、アジャイル開発という大きなコミュニティから見るとアジャイルラジオがメディアミックスの媒体となっています。

ラジオは書籍やネットワークなど同じ様に言語情報ですので、抑揚などの情報はあるものの形式知とも考えられます。形式知はデジタル情報ですから標本化定理(wikipedia)に従います。

標本化定理ではそのサンプリング周波数によって、表現できる情報量はきまります。しかし、それは昔のボーレートと言っていた時代の話で、複数の次元を用いれば大量の情報を通信できます(昔でいうとトレイルブレーザーの様に、って若い人は知りませんよね)。

メディアミックスは、特定のメディアだけでは伝えきれないものを、別のメディアによって多次元的な広がりを持たせてくれるものです。アジャイル開発の新しい媒体としてラジオが増える事で、今後のアジャイル関連技術はもっとひろがると期待しています。

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