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BPMSと業務システムの連携 - 第20回関西IT勉強宴会 その1 -

2回目の参加となった第20回関西IT勉強宴会のテーマは「BPM(ワークフロー)とデータモデリング」と題して開催されました。

上記のリンクにある通り、BPMとはビジネス・プロセス・マネージメント(業務プロセス管理)の略語で、業務の手順をワークフローとして整理して可視化することで業務を改善しようという手法です。

今回は、このBPMを支援するBPMS(ビジネスプロセスマネジメント・システム、あるいはスイート)の一つであるQuestetraを久保敦啓(MakeGood作成者)さんが紹介されました。BPMSについては@ITの5分で絶対に分かるBPMSをご覧ください。

その説明を受けて、渡辺幸三(ディービーコンセプト)さんがイメージされた棚卸しのライブモデリングをされ、さらにそれを受けた Questetraのアプリケーション久保さんが作られて全体で議論されました。

多くのBPMSがSOAなどを用いたトップダウンなシステム化を目指しているのに対し、Questetraは、ボトムアップに人間系を意識したシステムです。業務プロセスをモデル化し、それを元にアプリケーションを開発して実行、分析できます。また、DBMSやWeb APIを介して外部と連携できます。ライブモデリングではこの連携を利用して、棚卸しのステータスの変化を Questetraで管理する想定でアプリケーションが考えられました。

アプリケーションは、DBMSのレコード(今回はテーブルが一つでしたが、複数をテーブルとして利用する事も可能らしい)をダウンロードし、プロセスモデルに沿って実行し、DBMSにアップロードする想定のシステムでした。

BPMは単に実行するだけでなく改善を目的に行われます。Questetraでは各プロセスの実行時間を集計できますので、その分析結果を元に改善する様です。

ソフトウェアプロセスモデリングをかじっていた人間としては、プロセスモデルと考えるとCSCWのような協調作業の支援があるのかどうか気になるところですが、Questetraは案件データを参照できる社内SNS機能が用意されている様です。

今回はシンプルなステータスを管理する物でしたが、複雑なワークフローを管理する事もできる様ですので、様々な活用が期待できると思います。

渡辺さんのライブモデリングでは、モデリング時には既に画面がイメージされていました。これに関しては色々と考えた事がありますので、別途、まとめました

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