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技術者は考える仕事 - プレゼンテーションのペースと間 -

技術者の仕事は考えるのが仕事です。既にある物をそのままどこかに当てはめるのではなく、その構造や考え方を抽象化して理解して新しいモノを想像する仕事です。

技術者を相手にプレゼンテーションする場合、ついつい頑張って色々詰め込もうとしてしまいますが、それは考える事が仕事の技術者に本当に良い事なのでしょうか?

ニュースバラエティ

かつてニュースバラエティがはやりだした頃、コメンテーターの「xxではないでしょうか?」という言葉が、視聴者の思考停止を誘っていると批判されていました。

ニュースを報道するだけでなく、わかり易い様に様々な工夫がされた解説があり、そしてキャスターの結論まであると、見ている人は情報を受け入れるだけでいっぱいいっぱいになって、考える事ができなくなるのでしょう。

ある大学の先生の授業

ほとんどの大学の授業がパワーポイントやMagicPointで行われる様になった頃、板書にこだわる先生がおられました。その先生曰く、「パソコンでやるといっぱい詰め込めますが、人間が理解するスピードを考えると板書しながらがちょうど良い」と言われていました。

多くの先生が詰め込みだったのに対して、その先生の授業はポイントをしぼられていましたので、とてもわかり易かったのを覚えています。他の先生の授業の後は、何も話さないか、内容がわからなくて確認し合う事が多かったですが、その先生の授業の後は、「あれは違うと思う」とか「あれ知ってた?」など、意見交換をしていました。

OHPシートに手書きの時代

こんな時代を知る人も少なくなりつつあるかもしれません。昔はOHPシートという透明なシートにマジックで書き、専用のプロジェクターで投影していました。手書きなので枚数がかけないですし、OHPシートは高い物だと1枚100円ぐらいしていましたので、当時は1枚あたり3分ぐらいかけてゆっくり話していました。

レーザーポインターもありませんでしたので、シートの上でペンをずらしながら1行ずつじっくり離していました。イラストを描く事もありましたが、きれいな写真などはありませんでした。暗い部屋で読みにくい字をみんなで眺めながら、じっくりと話を聞いていました。話を聞きながら、行間を考えながら聞いていたので、ディスカッションも盛り上がりました。

パワーポイントを使う研究発表

パワーポイントを使う研究発表は1枚1分ぐらいが多いようです。このくらいのスピードになると、きれいな構造に整理されていても内容を咀嚼するだけで必死になります。

すると出てくる質問は、前半の問題設定に関する疑問か、説明の追加を求めるコメント、将来の展開など、質問もパターン化されてしまいます。そこで20分の発表に20分の質問が割り当てるという研究会もありました。ゆっくりと質問や議論をしましたので、内容を深く理解できました。

技術者向けのプレゼンテーション

「魚を与えるのではなく、魚の取り方を教える」と言われますが、技術者へのプレゼンテーションはどうあるべきなのでしょう。上に述べたような事を考えて、これまで1枚1分以下だったのですが、最近はなるべくゆっくり話す様にしています。しかし、話したい事も多いので、これが難しいのですよね。

そこで、今日見つけた方法が、以下のページです。

「分かりやすく解説」する前に「困って」もらいましょう、という話
http://blogs.bizmakoto.jp/kaimai_mizuhiro/entry/5856.html

これまでペースだけを気にしていましたが、考えるためのいわば間を与えると良いのかもしれません。著者の開米さんは、こんな方法の記事も書かれています。

相手が思わずとポカーンとするような絵を見せる
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1208/08/news012_2.html

技術者向けのプレゼンテーションへのヒントをいただきました。もし、デブサミで発表できたら、やってみようと思います。

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