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得意分野、広範な知識、最先端の実践方法 - KOF2012: HTML5の現状と変わるウエブ制作 -

関西オープンフォーラム2012に参加してきました。関西オープンフォーラムは、

「オープンソースならびに、コミュニティが元気に交流できる場を、関西でも作ろう」という目的のもとに集った有志により、2002年に活動を開始いたしました。

というもので、ソフトウェア技術者協会(SEA)を含む関西の多くの団体が共催や協賛して開催されています。今回のオープニングでは、私のつぶやき

をネタにしていただいた「コミュニティの世代交代」についても触れてられました。つぶやきのように、KOFは、中野先生のサーバントリーダーシップの下で、多くのボランティアの個性を活かして開催され、常にオープンで新鮮な情報交換の場が提供されています。

今回も、ビッグデータの知的所有権、iPhoneアプリの開発、Androidのセキュリティ、Google App Script、WAKANDAなど、様々な講演を聴く事ができました。

そのような中で、最も考えさせられたのが、村岡さんの「HTML5の現状と変わるウエブ制作」でした。

2014年の第4四半期に正式化予定で5.1が2014年の第4四半期に正式化する予定であるHTML5が、すでにブラウザに搭載されているお話から始まり、Canvas, SVG, WebGLのデモ、オフライン機能などの紹介の後、Flashとの棲み分けの話になりました。そして、HTML5の開発者に求められることというお話しになりました。私なりの理解で書くと

  • 何かあれば訪ねられるような得意分野を持つこと
  • 正しい判断ができるように広範な知識を持つこと
  • 変化する仕様を追いかけて最先端の情報を得ておくこと

このように突きでた存在であり、何でも知っていて、さらに最新情報を常に得るという事が必要になります。とはいえ、そんなスーパーマンにはなれないので、プロジェクト内で手分けする事やコミュニティに参加する事が必要だという事でした。

アジャイル開発では多能工が望ましいと言われますが、だからといって全ての人がスーパーマンである必要はなく、各自が得意分野を持って協力し合えば良いと思います。コミュニケーションの基本は相手を尊重する事から始まると思いますし、助け合いの心はプロジェクトの大きな力になるからです。

このお話を聞いて、チケット駆動開発がチャレンジ基盤であった事を再認識しました。

ソフトウェア開発とは、これまでに無かった事を実現することで顧客に価値を提供する仕事です。チケット駆動開発を活かせば、新しい技術にチャレンジすることが支援されます。チケット駆動開発は開発中の新たな発見や作業の履歴を蓄積しますし、遠隔地とのコミュニケーションを可能にして、開発者の知見を活かす事が可能だからです。

そこで次回のSEA関西での発表内容を変更します。タイトルも

「チャレンジ基盤としてのチケット駆動開発」

です(現在、案内の変更をお願いしています)。ぜひ、皆さんご参加ください。

第50回 SEA関西プロセス分科会のご案内

  *ソフトウェア技術者協会(SEA) 入会の案内

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