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[#TiDD] チケット駆動環境のコンポーネント

チケット駆動開発のようなチケット駆動の環境は、前述のチケット管理システムを中心に構築されます。この記事では、関連ツールを含めて機能の観点で整理します。

チケット駆動環境を三種の神器と言われるチケット管理システム(ITS/BTSなど)、バージョン管理ツール(Subversion, Gitなど)、CI(継続的統合: Jenkinsなど)ツールで構成した場合、以下の4つの機能から構成されていると考えられます。

1. プロセス管理
プロセス管理はチケット管理システムで実現されます。タスク(作業)の計画のほか、コメントやデータの更新履歴の管理、ワークフローなどチケットの状態管理が行われます。また、チケットは内部/外部ツールとの連携の中心になります。

2. 表示
これもチケット管理システムで実現されます。チケットの一覧のほか、特定の条件でチケットを抽出します。また、エクセルなどの外部のツールと連携できる様に、データの変換を行います。

3. データ管理
バージョン管理ツールでデータを管理します。データの保存や、特定バージョンの復元、あるタイミングでのスナップショットの記録、バージョン間の差分抽出のほか、ブランチのデータを統合できます。

4. イベント処理
イベント処理はCIツールで実現されます。一定時間ごとの定時処理のほか、コミットフックなど外部のイベントをきっかけにした処理や手動による処理の実行が可能です。処理は単純なコマンドだけでなく、スクリプトも実行できますので、ビルドや静的解析だけでなく様々な処理が可能です。

このようにチケット駆動環境は三種の神器を利用する事で、汎用的で柔軟な機構を実現できます。ツール間の連携のほか、定時処理、手動処理、スクリプトの実行によって、様々なプロセスを構成する事ができます。また、各ツールはプラグインのほか、APIやコミットフックの仕組みで機能を追加できます。

この記事ではチケット駆動環境の機能を説明しました。ツールを用いる事で柔軟かつパワフルな環境を構築できるだけでなく、外部のツールやプラグイン、スクリプトなどの外部コンポーネントによって、様々な機能を実現できます。

しかし、忘れては行けないのはプロセスを実行するのは「人間」である事です。人間は義務感に縛られると能力を発揮できません。また、一人では色々な間違いを犯してしまいますが、仲間の協力によってより良い方向に向かう事ができます。チケット駆動環境は、そのような人間の負担を減らして、チームの能力を最大限に発揮するために仕組みなのです。

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