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[#TiDD] プロジェクトを成功に導くチケット駆動開発のビジョン

巷では「ソフトウェア開発では○○%のプロジェクトが失敗している」と言うことが語られることがあります。ありがちな成功の定義では、QCD、つまり、品質が高く不具合の数が見積もり以下、予算内で収まる、納期までにリリースできる、といったところでしょうか。請負開発はもちろんのこと、準委託であっても、予め計画される場合ならば、発注元の観点からはこのような基準かもしれません。

一方、アジャイル開発では顧客の価値を生み出すことが目的ですから、より顧客のビジネスに利益をもたらせるソフトウェアをリリースできたか、信頼性ではなく広い意味の品質という意味のQとして、より良いQCDのバランスが取れたかどうかによって、成功を判定すべきでしょう。

しかし、これらの成功の基準はプロジェクトをブラックボックスとして見た場合のものです。実際のプロジェクト(開発の現場であるリーダーやメンバ)にとっての成功とは必ずしも一致しません。プロジェクトの成功とは、開発者の能力を最大限に発揮できたかどうかではないでしょうか?

この「開発者の能力を最大限に発揮する」というのは、プロジェクトファシリテーションの目的そのものですが、チケット駆動開発の求めているものもこれだと思っています。

成功したプロジェクトを見ていると、そこに共通するチケット駆動開発のビジョンがあると思います。それは、ツールの導入や型にはめるのが目的ではなく、プロジェクトの問題を明確にした上で、ツールを道具としてふさわしいプロジェクトを目指していることだと思います。

チケット駆動開発の導入によってできることは、だいたい以下のようなものでしょう。

・プロセスの自動化(チケットと更新の関連付け)
・プロセスに制約を加える(ワークフロー)
・オンライン化による情報共有とコミュニケーションの迅速化
・問題点とゴールの見える化による安心感の増加(バージョンやマイルストーン)
・変更の節目を作ることによる作業への集中

これらをどのように取り入れるか、そこにはとても大切な視点があります。一つは、上述のようにプロジェクトの問題を明確にして解決することです。その際に重要なもう一つの視点は、オスターワイル氏が言ったように「プロセスはソフトウェア」であると考えることです。コードをレビューするときの様に、シンプルでわかりやすく、論理的かつ合理的で、必要不可欠なものでなくてはなりません。運用ルールを決めたり、場合によっては今までの文化に合わせることも必要かもしれません。

つまり、開発者を疲弊させず楽にする、単純な仕組みでリズムを与える、割り込みをコントロールする、不安感を減らしてゴールを明確にする、運用ルールを明確にして作業に集中できる、そんなプロセスを実現すること、それが大切なビジョンだと思います。


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