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[#TiDD] アジャイルは戦略 - 「竜馬がゆく」にみる坂本竜馬のアジリティ -

学生のころに司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく」を読んで坂本龍馬を知りました。そこに描かれていた坂本龍馬はドラマの「龍馬伝」とは若干異なり、

- 商家の血を引く
- 合理主義
- 策士
- 民主主義を理解していた(ただし英語はできない)

という人物像が描かれています。このうち、司馬遼太郎さんらしいのは「策士」です(「坂の上の雲">坂の上の雲」には203高地の失敗との対比で、秋山兄弟の兵法が描かれています)。ぜひ、読んでいただきたいところです。おなじく長編ですが武田鉄也さん・小山ゆうざんのコミック「おーい! 竜馬 」にも同じような竜馬像が描かれています。

竜馬の行動とアジリティ

そんな竜馬の行動は、こんな特徴があります。

- 既成概念にとらわれない
          ⇒民主開国をめざす
- 正直に話す
          ⇒勝海舟と面談
- 人の話を素直に聞く
          ⇒開国派に寝返る
- 危機感を共有する
          ⇒山内容堂を味方に
- 敵を作らない
          ⇒薩長同盟
- 問題点を的確に攻める
          ⇒船中八策
- 能力を発揮させる
          ⇒海援隊

これらの特徴は、アジャイル開発とも重なるものです。上記の特徴をアジャイルに当てはめてみると、以下のようになります。

- 既成概念にとらわれない
          ⇒複数リリース
- 正直に話す
          ⇒見える化
- 人の話を素直に聞く
          ⇒コミュニケーション
- 危機感を共有する
          ⇒チケット駆動開発
- 敵を作らない
          ⇒ファシリテーション
- 問題点を的確に攻める
          ⇒リーン
- 能力を発揮させる
          ⇒集中(スクラムの価値)
   
このように、アジャイルは従来のソフトウェア開発にとって維新をもたらすものかもしれません。アジャイルの解説を聞いていると、最後に「とにかくやってみる」とか「勇気をもって」と言われることもあります。しかし、ソフトウェア開発はもっと緻密なものです。アジャイルを戦略ととらえることで、より効果的な開発ができるのではないかと思うのです。

問題点を的確に攻める

このうち、「問題点を的確に攻める」ことが最も重要だと思います。一般に要所と言われているところをすべて抑えようとしても、203高地のようになることがあり、必ずしも成功しません。状況をきちんと見極めて、もっとも危険なところを適格に攻めることが大切です。

「パレートの法則」あるいは「2割8割の法則をご存知の方も多いでしょう。2割の問題が8割の影響を与えるというものです。パレート図は、この2割の問題を見つけるためのもので、頻度順に問題を並べてグラフ化をします。

プロジェクトを計画する際には、問題の頻度を予想してその対策を練っておきます。予想される問題によって、上に挙げたものだけでなく様々な対策を検討し、計画します。

アジャイルは戦略です。チケット駆動開発も戦略的な技法の一つです。かつて「『確信をもてたとき』が導入するタイミング」と書いたのは、このような問題の見極めができたときなのです。

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