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Win-Winプロセス(ウォータフォール編)追記

どんなプロセスがベースになっていようと、Win-Winプロセスはある程度可能だと思っています。

生き字引を目指していますので、これを機会に悪行を告白することにします。従来型(ウォーターフォール)プロセスをベースとする場合は、このような感じの事をしていました。

  • 技術的な課題、ユーザインタフェースの確認はプロトタイピングにより、問題をなくす。
  • アーキテクチャの開発は先行して行う。
  • 仕様未確定な部分があるとき、すべての機能を実装すれば納期に収まらないときは、分割リリースする
  • 開発環境やツールを用意・開発して、開発効率を高める
  • 変更の予想されるところは局所化し、最後に開発する。また、テーブル化、インタプリタ化する。
  • 可能なら詳細設計書は開発後に作成する。許されない、あるいは、問題が生じそうな場合は、なるべく開発につながるように作成する。
  • 仕様変更はQCD(スコープ、予算、スケジュール)を客先と調整する

そんなことを80年代から、やっていました。このようなことをやっていると、結構アジャイルに近いメリットを得ていたと思います。これがウォーターフォールかと問われると「どうなのでしょう」とも思いますが、ガチガチの管理主義の人からは悪行ではありますが、ソフトウェア工学で昔から言われていることを、あたり前にやっているに過ぎません。例えば、以下があげられます。

  • ウォーターフォールの期限といわれるロイス氏の論文などの議論(名古屋アジャイル勉強会)
  • ウォーターフォールがベースといわれるハンフリー氏の「プロセス成熟度の改善」(不安定な要求の節、スパイラルモデル)

(局所化の文献はすぐには思い浮かびませんが、昔から良くあるテクニックです)

まあ、そんなにするならアジャイルにすれば良いという意見もあるでしょうが、

  • 複数組織で並行開発が行いやすい
  • 外注が容易になる
  • 優秀なアジャイラーとは言えない要員が活用できる
  • 何より既存プロセスの変更がいらない

といったメリットがあります。最近なら、アジャイルと規律のように部分的にアジャイルを導入する方法もありますし、既存のプロセスにチケット駆動開発を導入すればアジリティを高めることができると思います。

アジャイルベースのWin-Winも書きたいのですが、風邪気味なのでやめておきます。

2010年9月23日追記:

「可能なら詳細設計書は開発後に作成する」とは、お客さんが説得できればという意味ではなく、次工程への前提でない*かつ*技術的に問題がないなければという意味です。詳細設計というのは会社や時代によって大きく異なります。80年代は200ステップ程度の関数がごろごろある時代で、上流で関数の外部仕様(インタフェース+機能)を定義しておいて、詳細設計ではステップとほぼ1対1のフローチャートやPADを書く企業などが存在していました。小規模な関数にきちんと分割していれば、詳細設計がなくても十分やっていける時代でした。

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