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[iPhone4] 一ヶ月半の使い勝手

iPhone4を購入して一ヶ月半、使い勝手をまとめてみました。

1.ボタンは一つ?

一見、iPhoneにはボタンが一つしかありません。アプリケーションとシステムの切り替えと考えると確かに一つですが、実は見方で変わります。ハードスイッチと考えると、これだけあります。

  • ホームボタン:ホーム画面に戻る。コマンド切り替え、過去のコマンド履歴(2回クリック)からプロセス終了もできる。ロック(スリープから復帰)時にダブルクリックするとオーディオ(音楽・ムービー)再生できる
  • マナースイッチ:マナーモード切り替えスイッチ
  • ボリューム:音量調整

このうち、アプリケーションから見えるものは基本的にありません。アプリケーションのボタンはすべて画面に表示されます。じつは、ここに問題があります。アプリケーションのボタンは上か下に表示されますが、一貫性がありません。前の画面に戻るボタンは上の左側にある場合が多いのですが、ブラウザのSafariなどは下にあります。

下にある場合も状態で場所が変わります。メール一覧で編集すると削除が左でフォルダに移動が右ですが、個別のメールだと逆になります。ケータイではクリアボタンで前の状態が一般化されていることを考えると、ハードキーでない分だけ、一貫性を保ちにくいのかもしれません(自由だとも言えます)。

このように一貫性だけで考えるとあまり良くないですが、困ったときはホームボタンを押すという単一の操作になるというシンプルさは非常に評価できます。また、画面の上の方にあるタイトルバーをタップすると最上部にジャンプできますが、こんな隠しコマンドがある辺りが、マニア心をくすぐるのでしょう。

2.大きさと重さ

胸ポケットやズボンの前ポケットに入れても特に不都合がない大きさです。ただ、重量はそれなりにあるので、長時間胸ポケットに入れていると肩がこってしまいます。対策にブルートゥースレシーバを買いました。

画面はとてもきれいですが、字がやや細めです。地図や大きいPDFを見る場合は大きい液晶がほしくなります

3.オーディオプレーヤー

音質は悪くはないです。直挿だとPhilips製ソニーのブルートゥースレシーバならソニー製が良いと思いました。

iPhoneの魅力の一つは、様々な機能が一つに収まっていることです。ある程度パソコン的な使い方もできますし、携帯オーディオプレーヤーにもなります。自分のスタイルに合わせてバッテリー充電サイクルを決めて、必要なら予備バッテリーを用意すればとても便利です。私の場合は念のために予備バッテリーを常に持ち歩きますが、これがなくても1回の充電でだいたい2日ぐらい持ちます。

4.専用Web画面

最近、mixi touchのように、iPhone対応のWeb画面がありますが、どうもいただけません。確かに使いやすいのですが、簡単に画面を拡大できないのです。目が悪くなくても「パピプペポ」と「バビブベボ」の区別は難しく、指2本でピンチして画面を拡大したいときがあります。しかし専用Web画面は、画面の拡大ができないことが多いです。

「設定->アクセシビリティ->拡大縮小」をONにすれば、指3本で拡大できるのですが、ユニバーサルデザインでない証明ですね。また、「設定->アクセシビリティ->テキストを大きな文字で表示」にしても、無視するWebページが多いようです。

これなら、日経BPのように2段組、あるいは、3段組にしてくれた方が拡大縮小もできますし、横に向けるだけでほどほどの拡大にもなるので便利だと思いました。

5.トラブル

おさいふケータイ化は便利です。普段はこれと小銭入れだけで十分生活ができます。最初にケースの間にICカードを挟んでだめだったときはショックでしたが、電波吸収材を挟んだ上で握り締めた状態(間に指を挟む)ならこれまでトラブル知らずです。レジも問題ありません。

問題は使い続けていると、iPhone4がたまにおかしくなることです。写真が取れなくなったときは、マルチタスクでメモリーが残ったのかコマンド履歴を消すと直る場合がありました。聞くところによると、どうしても直ら症状もあるそうで、そのような時は電源を切るしかないようです。

6.まとめ

全体に辛口になりましたが、これは期待が大きかったことと、かなり良い線まで作りこまれているので、もうチョットと思ってしまうからです。twitterをきっかけ頭金も無料になりましたし、ケースも無料でもらえましたアプリケーションも豊富ライフハックも楽しめますし、PDFでプレゼンができるなど、この1ヵ月半の満足度はかなり高いです。

iPhone4を使うまでは、完璧を目指したユーザインタフェースと思っていました。しかし、実際は「より重要なものを実現するために優先度の低い機能を捨てた」システムのようです。不満なところがある限り、iPhoneは成長すると期待しています。

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