無料ブログはココログ

« 孫さん、ついにiPhone4の頭金問題に動く! | トップページ | こんな人いませんか? »

Twitterはコンプライアンスツール - iPhone4の頭金問題から -

iPhone4のオプション強制と頭金問題はTwitterが広い意味でのコンプライアンスである企業倫理のツールであることを示しました。

インターネットはpeer to peerのコミュニケーションを加速します。メールが中心の頃からその傾向がありました。大学の先生が学生の指導をしたところ、学生が有名な先生に直接連絡を取って教えを乞うたという新聞記事を20年ほど前に見たことがあります。電話か手紙しかない頃なら有名な先生と直接に話をすることはありえないことですが、インターネットによってそれが可能になっていました。

組織に属するものは正式なルートでコミュニケーションをとるのがマナーですが、インターネットでは組織を離れた個人としてのコミュニケーションが行われます。そのことによって、エンドユーザの本当の気持ちを企業が直接に、しかも瞬時に知ることができるのです。

今回のiPhone4のオプション強制と頭金問題は、過去のiPhoneでも問題になっていたようですが、Softbankは動きませんでした。もちろん、今回は大ヒットしているので余裕があると言う背景もあるのでしょうが、予約から1週間を待たずに問題を企業が認識し、組織のトップが決断したのはTwitterの力でしょう。

昨日の記事にも書いたようにスラドでも話題になり、多くの方が孫さんや副社長のTwitterをお昼休みに見ていました。Twitterで@masasonを検索したところ10分間に何十ものT孫さん向けの呟きがありました。もし、孫さんが携帯で見られていたなら、とても追いつく量ではなかったでしょう。

以前なら、一部の「クレーマと疑われることを恐れない人」だけの声しか聞こえなかったでしょうが、今回は一般の人の声が大きなうねりとなって企業のトップに届いたのです。

これまでの、ありがちなパターンでは

・いつのまにかうやむや
・雑誌の記事になって、一部で不買運動
・公正取引委員会が動く
・選挙を意識して議員も動いて法律改正

が、とても長い時間をかけて行われていたと思います。

今回の件を考えると、Twitterは企業にとって広報のツールであるだけでなく、ユーザの声を聞かされるツールでもあります。企業の勝手な考えは許されず、タイムラインに現れる一般消費者の声によって、結果的に企業のモラルが強制されることにもなるのです。

とはいえ、その声を聞いてすばやく動いた孫さんはすごい人だと思いました。以前、スカパーで見た番組で、Sunのスコット・マクネリーと対談されていました。当時、Yahoo!をソフトバンク傘下に入れたときで、「そこでYahoo!」「Yahoo!Yahoo!」と興奮気味に話されていました。当時、私にはその先見性がわかりませんでしたが、今から思うとすごい人だと思います。

今回の件も、Twitterを売り出しているから仕方なしにと言うのではないでしょう。きっと今後の企業のあるべき姿を見据えた上で、大きな判断をされたのではないでしょうか。

« 孫さん、ついにiPhone4の頭金問題に動く! | トップページ | こんな人いませんか? »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/138594/48667021

この記事へのトラックバック一覧です: Twitterはコンプライアンスツール - iPhone4の頭金問題から -:

« 孫さん、ついにiPhone4の頭金問題に動く! | トップページ | こんな人いませんか? »