ソフトバンクは、なぜ決定を遅らせるのか
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iPhone4の頭金について連日書きましたが、今日は、なぜソフトバンクが対策をしないのかを考えてみました。
インターネット上の記事や日記を読んでいると、頭金を取らせないようにすべきだと言う論調が多いです。確かに安いに越したことはありませんが、利益にたいして手間がかかると言う書き込みを読んでいると、それ以外の以下のような対策もあると思います。
1. 厳しい販売価格を公表しないで、どの代理店でも利益が出るような価格を公表する
2. 代理店販売を減らし、オンライン販売と直販店、販売価格を守ってくれる店に限定する
3.サポートなしのオンライン価格と、サポートありの代理店価格を示す
などの方法があると思います(もっと良い方法を最後に示します)。
しかし、ソフトバンクは何もしていないように思えます。これは、顧客満足度を考えるとなぜだろうと思ってしまいます。しかし、良く考えるとリーンソフトウェア開発のように「決定をできるだけ遅らせる」という戦略をとって、選択肢を残しているのではないかと思います。
これはスマートフォンが今後の携帯市場の主戦場であり、
- 価格競争が始まった際に安いと言うイメージは有利
- 代理店のサポート力もスマートフォンにも有利
なので、いずれも今は失いたくないからだと思います。もし、何らかの決断をしたならば、安いと言うイメージを失うか、サポート力を失うと思います。もちろん、頭金0円と発表しておいて頭金を取ることで悪い印象もあるのですが、それがいやなら別の店に行くか、買わなければ良い。iPhoneが好調な今なら、その影響は小さく、シェアが伸ばせる。そんな判断なのでしょう。
このようにソフトバンクが何もしないのは、非常に戦略的な判断なのだと思います。そう考えると、iPhoneがソフトバンクにとって如何に戦略的な商品であるかがわかり、わくわくしてきます。
さて最後にわたしの提案です。代理店がサポートで大変なのは、量販店やオンライン販売のユーザが代理店に来ているからではないでしょうか?もちろん、オプションなどの利益はあるでしょうが、それだけではチョットかわいそうな気がします。
4. なんらかの代理店支援をする
とか、
5. iPhone専用のサポート窓口を作る
とか、あっても良いと思います。
そのようにして、代理店の負担が他の携帯と同程度になれば、自然と頭金も少なくなると思います。
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