無料ブログはココログ

« [TiDD] ひとりチケット駆動開発はメールを使え! | トップページ | [TiDD] チケット駆動開発の生産性 »

[TiDD] BTSがチケット駆動開発に向いている理由

XP祭り2010のチケット駆動開発(TiDD)パネルで、倉貫さんがgoogleスプレッドシートでTiDDをされていたことに、あきぴーさんはあきぴーさんは納得されていない様子です。

個人的には作業を見える化してコミュニケーションを図るという意味で、「あり」だと思いますが、あきぴーさんのこだわりの中ににTiDDを整理するヒントがありそうなので、BTSだとなぜ良いかを考えてみました。

1) 個人のビュー=ひとりスクラム

TiDDでは毎朝、あるいは作業が終わったときなどに、担当している作業の一覧を確認し、今後の進め方を計画します。作業開始後はその作業に集中して実施します。この一連の流れは、スクラムと非常に似ています。

スクラムでは、チームが要求されている作業の一覧があり、プロダクトオーナによってその優先順位がみめられます。次にスプリントの作業を決めるために、スプリントミーティングによって対象のプロダクトバックログや期限(チームにとってのスプリントバックログ)が決められ、チームによって自己組織化されて開発が実施されます。そこでは、選択したプロダクトバックログ以外に制約を受けず、、自立した開発が行われ、チームは作業に集中できます。

このスプリントバックログは、スプリント中にチームで行わないといけない要件です。これらは複数のタスクに分けられ、個人に割り当てられるものです。これ以降は、スクラムでなくても、チケット駆動開発を実施するなら同じようなプロセスになります。

つまり、チームのプロダクトバックログは、作業の個人にとっての(つまりひとりスクラムの)プロダクトバックログです。割り当てられた作業は担当者によって優先順位や作業順序が決められ(個人にとっての)スプリントバックログが決まります。担当者は期限(スプリント)内ではコミットしたプロダクトバックログ(プロジェクトにとってのスプリントバックログ)に集中して、自立した開発が行えます。

この個人のプロダクトバックログがチケットだと思います。こなさなければいけないプロダクトバックログ(チケット)を日々一覧で確認し、順にこなしていきます。大切なことは、優先付けされた作業の一覧があり、順にこなされていくこと。期限さえ守れば、作業のこなし方は自立的に決められ、作業に集中できることです。

BTSなら、個人の担当作業の一覧を容易に見ることができますが、スプレッドシートではちょっと手間です。「集中できる」という価値が減少し、リズムが乱れがちになってしまいます。

2) ワークフロー

XP祭り関西2010で発表したように、チケット駆動開発には「ワークフロー型」のチケット管理方式と、「オープン型」のチケット管理方式があります。「オープン型」ならスプレッドシートでも問題ありませんが、ワークフロー型だとツールで支援されていたほうが便利です。(このあたりが、わたしとあきピーさんの違いでしょう)

3) メール

BTSには、チケットの登録や変更時に関係者に通知メールを出す機能があります。これが、個人に割り当てられた作業のうち気になるものをひとりチケット駆動開発的に管理する際は役立ちます。また、リーダが気になるチケットを管理する際にも役立ちます。

このような理由で、BTSが(特にワークフロー型の)チケット駆動開発に向いているのだと思います。

2月9日追記
最近のBTSにはRSSをフィードで切るものがあります。日常的にRSSリーダを使われているなら、ある程度メールのかわりになると思います。

« [TiDD] ひとりチケット駆動開発はメールを使え! | トップページ | [TiDD] チケット駆動開発の生産性 »

チケット駆動開発」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/138594/47509703

この記事へのトラックバック一覧です: [TiDD] BTSがチケット駆動開発に向いている理由:

« [TiDD] ひとりチケット駆動開発はメールを使え! | トップページ | [TiDD] チケット駆動開発の生産性 »