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[TiDD] アジャイル技術の導入パターン

XPが話題の中心だった第1次アジャイルブームの時は、ウォーターフォール(WF)型開発との対比が多かったような記憶があります。しかし現実には、全知全能の神様でない限りはガチガチのWFで開発ができるわけがありません。そこで、プロトタイピングやリリースを何回かに分けてスパイラルに開発するなど、アジャイル開発の元になるようなことが普通に行われていました。

とはいえ、それで十分かと言えばそうでもなく、社会の変化の激しい時代にはよりアジャイルな開発が必要だと思います。

XPにしろスクラムにしろ、なにか開発のドメインにぴったり来るようなプロセスがあり、それだけで十分な状況が作れればよいのですが、様々なソフトウェア開発を行っていて一つに決められない場合、契約上の問題や管理上の問題などによって、あまりドラスティックなプロセスの改革は難しい場合があります。

そこで、部分的にアジャイル技術を導入することになります。このようなパターンに分けられるのではないでしょうか?

1.下流工程だけに導入
2.リスクの高いサブシステム・モジュールだけに導入
3.特定のプラクティスだけ導入

それぞれ、以下のようなイメージです。

1.下流工程だけに導入
FDDのようなイメージといえば誤解を与えるでしょうか。ユーザインタフェースのように変更が予想される部分や、経験の少ない環境に有効なほか、リリースが段階的に行えることで、多くのリスクに対応できるようになります。

2.リスクの高いサブシステム・モジュールだけに導入
プロトタイピングと言っておけば、WFプロセスでも許される可能性大です。

3.特定のプラクティスだけ導入
TDDや段階リリースなどはいまや普通ですし、TiDDも可能です。

XP祭り関西2010では1と3の組み合わせの例を話します。

このようなことをコソコソやっている私ですが、いつも思うのは、さてどこからがアジャイルかと言うことです。結構アジャイルな感じはするのですが、きちんとしていないのですよね。でも、そんなことよりも、うまくいけばそれでよいのでしょうね。

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