無料ブログはココログ

« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »

[TiDD] アジャイル技術の導入パターン

XPが話題の中心だった第1次アジャイルブームの時は、ウォーターフォール(WF)型開発との対比が多かったような記憶があります。しかし現実には、全知全能の神様でない限りはガチガチのWFで開発ができるわけがありません。そこで、プロトタイピングやリリースを何回かに分けてスパイラルに開発するなど、アジャイル開発の元になるようなことが普通に行われていました。

とはいえ、それで十分かと言えばそうでもなく、社会の変化の激しい時代にはよりアジャイルな開発が必要だと思います。

XPにしろスクラムにしろ、なにか開発のドメインにぴったり来るようなプロセスがあり、それだけで十分な状況が作れればよいのですが、様々なソフトウェア開発を行っていて一つに決められない場合、契約上の問題や管理上の問題などによって、あまりドラスティックなプロセスの改革は難しい場合があります。

そこで、部分的にアジャイル技術を導入することになります。このようなパターンに分けられるのではないでしょうか?

1.下流工程だけに導入
2.リスクの高いサブシステム・モジュールだけに導入
3.特定のプラクティスだけ導入

それぞれ、以下のようなイメージです。

1.下流工程だけに導入
FDDのようなイメージといえば誤解を与えるでしょうか。ユーザインタフェースのように変更が予想される部分や、経験の少ない環境に有効なほか、リリースが段階的に行えることで、多くのリスクに対応できるようになります。

2.リスクの高いサブシステム・モジュールだけに導入
プロトタイピングと言っておけば、WFプロセスでも許される可能性大です。

3.特定のプラクティスだけ導入
TDDや段階リリースなどはいまや普通ですし、TiDDも可能です。

XP祭り関西2010では1と3の組み合わせの例を話します。

このようなことをコソコソやっている私ですが、いつも思うのは、さてどこからがアジャイルかと言うことです。結構アジャイルな感じはするのですが、きちんとしていないのですよね。でも、そんなことよりも、うまくいけばそれでよいのでしょうね。

[TiDD] プログラマの敏感期 - モンテッソーリ教育からTiDDを考える -

「敏感期」とは、もともと生物学で使われる用語です。すべての生物の幼少期に、一定のことに対して感受性が特に敏感になる短い時期のことを言います[1]。マリア・モンテッソーリは、これをヒントに教育に利用しました。

これをモンテッソーリ教育(リンク先はWikipedia)と呼び、日本ではパズルやビーズなどの教具を使った幼児教育法として知られています(たとえば(a+b)という2項式の2乗や3乗を理解するための木製のパズルなどがあったりします)。

モンテッソーリ教育では、「敏感期」で高まる発育の力を教育に役立てます。小さな子供が砂の山を作っては崩し作っては崩しを繰り返したり、歩道のブロックを平均台のようにしてよろけながら何度も歩いたり、などというように、「敏感期」の子供は、成長に必要なものを選び取り、集中し、没頭します。

モンテッソーリ教育で有名な相良先生によれば[1]、「敏感期」の子供は恋をしているように、喜び輝くそうです。そして、敏感期を通じて精神は成長し、能力を獲得するそうです。

海外ではモンテッソーリ教育が高校でも行われているように、このような「敏感期」は大人にもあると思います。いわゆる「はまる」とか「マイブーム」のような状況です。

興味の対象の関連資料をあさるように探したり、時間を忘れてプログラミングに没頭する。まるで取り憑かれたかのようにやり遂げたその時に得た知識は、しっかりと身についてその後も役に立つ。コンピュータ好きな人なら、そんな「敏感期」を一度は経験していると思います。

敏感期を迎えるには、環境が大切です。Wikipediaによれば、知的好奇心が自発的に現われるよう、子供に「自由な環境」を提供することを重視しています。つまり、「自由」の保証をすることで「敏感期」を育むということが、モンテッソーリ教育の理論です。

モンテッソーリ教育では「秩序感」を大切にします。いらいらさせずに発達するには、いつもと同じように安心して作業のできる環境を整備することが大切です。清潔で、教具が調えられ、教室が見渡せるそんな環境が整えられます。

この観点でチケット駆動開発(TiDD)の特徴を見てみると、ぴったりとあてはまります。

モンテッソーリ教育 TiDD
自由な環境 自分の意思で選択       自発的にチケット発行(やらされ感がない)
秩序感 思った通りにできる    スケジュール作成の面倒くささがない
見通せる 整理され、どうなっているかわかる    担当チケット、全体のチケットを見ることができる
教具 お仕事を通して学べる    仕様から業務知識、ツールの利用を通して管理方法が学べる
安心感 安心して作業できる    作業の抜けがない(付箋の効果)

このようにTiDDの環境を整えたなら、プログラマーは敏感期を迎えることができます。その脳は冴え渡り、ミスが減り、生産性も向上します。TiDDはプログラマの能力を引き出す開発法なのです。

今度パネラーをするXP祭り関西2010の講演では、TiDDによってプログラマが敏感期を迎えたプロジェクトの話をする予定です。

[1] 相良敦子, お母さんの「敏感期」 モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる, ネスコ・文芸春秋, 1994.

(モンテッソーリ教育ねたはライトニングトークスで話したかったのですが、締め切られたのでブログにしてみました)

このエントリーをはてなブックマークに追加


ビデオカード(グラボ)のファンが止まりました

娘のPCの調子が悪くなりました。CPUファンの音が静かになると電源が切れたりリセットされるというので、CPUファンを見たら埃だらけ、、、。うまく掃除できないので交換しました。

でも直りません。良く聞くと重い3D処理をするとおかしくなるとのこと。ではビデオドライバーかと思い、バージョンアップ、、、それでも直りません。

さらに良く聞くと、おかしいときにすぐに使うとおかしいままだけど、時間がたつと直るとのこと。それって熱暴走してるだけじゃん!

そこで、ビデオカード(グラボ)のファンを確認すると、弱々しく回っていて、時々止まっているようでした。さあ、困りました。

このビデオカードは、型落ちのRadeon HD-2660 Pro を5,000円ほどで買ったものです。同じ値段をかけても、速度アップすることはありません。対策を調べてみると、小型のケースファンを加工して取り付けた猛者はおられるようですが、そこまでする気力と時間がありません。

ヨドバシカメラに行くと、PCIカードの形をしたボード冷却用ファンや、フレキシブルパイプでファンの向きを自由に変えられるものなど、色々ありました。でも、2,000円近くするものがほとんどでした。5,000円のカードに2,000円のファンはないだろうと、別の日にあらためてドスパラに行きました。

めぼしいものはなかったのですが、きれいな8cmファンが500円を切る値段で売っていました。グラボを冷やすのだったら、結構強力でしかも静音!考えてみると、娘のPCはたまたまグラボのチップ面が下向きで、その下が空いていましたた。そこで、足をつけてグラボを冷やすことにしました。

Fan
まずは空いているスロットのカバーを空けて空気の入り口を作りました。その風を斜めにあてるべく、足をつけています。見ていただくとわかりますが、正月の祝い箸を切っただけのものです。

結果は良好!どんなに重い処理でもリセットすることがなくなりました。全て絶縁体ですのでショートの危険もありません。ただ場所が動くとまずいのでセロテープで止めてあります。あとは埃が気になるので、そのうちにPCIスロットに、フィルターをつけようと思っています。

ひかりTVがハイビジョン録画可能に! - HD-CE1.0TU2を接続 -

ひかりTVはフレッツ光を利用したケーブルTV+オンデマンドTVのようなもので、標準画質の録画はできるもののハイビジョン録画をするにはハードディスク内蔵のセットトップボックス(これが5万円する)を買わなければなりませんでした。

しかし、多くのユーザがいると思われるPM-700のバージョンアップで、ハードディスク(HDD)を外付けするだけで録画できるようになりました(パチ、パチ)。

詳しくはひかりTVのWebページを見ていただくとして、ここでは動作確認されていないBUFFALOのHD-CE1.0TU2の接続経験を書きます。

ひかりTVでは動作確認されているHDDをつなぐように書かれていますが、動かないとも書いていません。あまり遅いHDDなら色々問題があるでしょうし、省エネモードがなければ電源が入れっぱなしになるので家電として問題でしょう。

でも、動作確認されているHDDはチョット高いです。価格情報サイトで見ると1TBで1万円委譲するようです。それからすると、ひかりTVが9,980円で販売してくれるのはありがたいのですが、届くまで10日かかるとのこと。

あきらめて7000円ぐらいの500GBのHDDを買おうかと思っていたら、動作確認機種と同じようなデザインのものがPC-DEPOで1日限定9,470円で販売されていました。これは確認しなければなりません。

同じデザインではあるものの動作保障されている型番ではなく、旧機種のバッファローHD-CE1.0TU2でした。パッケージを見る分にはウィルス対策ソフトの試用版が増えている程度であまり違いはありませんでした(実際はユーティリティが32bit版しか添付されていないという差もあるようです)。

PC-DEPOでは動作確認機種のHD-CL1.0TU2が9,970円で売られていて少し悩みましたが、職業柄でついついトラブルを楽しむ癖もあり、1日限定の安い旧機種を買いました。

まずは、チューナの電源をいったん切って、プログラムのバージョンアップをします。そして、いよいよ接続。電源をつけたまま、どこでも良いからUSBに接続します。画面から、接続設定をするとフォーマット画面になります。フォーマットは思ったよりも早く終わり、さて動作!まったく問題なしです。ちょっと期待はずれでした。

さて、使ってみた感想は、なかなか良好です。追っかけ再生ができないのは残念ですが、ハイビジョンで録画できること、DVDレコーダに録ったときのように額縁にならないこと、大満足です。1万円もかからずにハイビジョンで録画でき、しかもチューナ(セットトップボックス)のレンタル費用も525円のままで、とても便利になりました。

番組視聴という本来の目的のメニューに録画のメニューが追加されたので若干操作性が悪いですが、チューナーとDVDを別々に予約する必要がなくなったことは画期的です。スカパーでDVDレコーダと連携していた時を思い出しました(もちろんソニー級ではなく東芝級です。表示が速い分だけ使いやすいかもしれません)。

早送りの際に時々飛ばされるのはご愛嬌ですね。購入したオンデマンドビデオのように時々画面が飛びます。x4の早送りしかないので、追いつかないのでしょうね(x2かx1.5でも良いのでスムーズな早送りがしたいです。できれば音声付で、)。ネットワーク経由で購入したビデオを見たときのような、ボタンと操作のずれはありません。

導入時期の関係で、ネクストのつかないフレッツ光なので、地上波を録画できないのが残念です。これで地デジが録画できれば、DVDレコーダに切り替えることもほとんどないのですけどね(BS以外は)。

失敗はと言うと、HDDのユーティリティはHDDに入っていてCDじゃないんですね。全て消えました、、、、。でもホームページからある程度はダウンロードできましたので、ヨシとしましょう。

なお、この記事はあくまでもさかば個人の状況で、将来問題が起きる可能性もあります。動作確認できていないHDDの利用は、個人の責任でお願いします。

京都の地デジはアンテナ不要!?

いまさら京都の地デジは方針が変更されるかもしれません。

京都は地デジの移行が難しい地域です。アナログのVHFは生駒山、UHFのNHK総合とKBS京都は比叡山で方向が違います。大阪だとUHFのテレビ大阪が生駒山なので同じ方向なのですが、京都でテレビ大阪用のUHFアンテナを立てているのは一部の家で、中にはテレビ大阪専用、つまり19ch専用ブースター付きのアンテナなどという地デジに向かないものもあります。そんな状況ですので、ポケモンブームの頃にアンテナを立てた家以外の家ではアンテナを立て直すことになります。

ところが、年末の記事「京都府と北海道の地デジ周波数使用計画の一部変更案,受信障害やラジオダクト対策」によると、比叡山にデジタル中継局を設置する案が電波障害対策として実施される可能性があるとのこと(チャンネル数からするとTV大阪以外のすべてのようです)。これが実施されると、多くの家庭がKBS京都用にアンテナを立てていますので、容易に地デジに移行できそうです。

でも、もっと早くできなかったのでしょうか?京都から生駒の電波を捉えるのに大きなUHFアンテナやブースターを買った家庭も多かったでしょうに、、、(WBSを見ているので、文句は言えませんが、、、)

« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »