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[TiDD] チケット駆動開発によるフロントローディング

カイゼンといえば「フロントローディング」という言葉もありますね。後工程で見つかる問題をなるべく早い工程で摘出することで、手戻りを減らすことです。リアクティブな活動からプロアクティブな活動への移行と言っても良いかもしれません。

TiDDではBTSを使いますので、障害情報と同じように「どの工程で問題が組み込まれたか」、あるいは、「本来はどの工程で摘出すべきか」、といった情報をチケットに登録しておけば、どの工程をカイゼンすればよいかが明らかになります。レビューの強化、ツールの導入、教育、などによって、あらかじめ不具合を作り込まないようにします。

西先生いわく、「武士道の究極は刀を抜かずに人を切る、テスト道の究極はテストをせずにバグをなくす」、まさに名言だと思います。

また、TiDD良いところは、作業漏れが生じた際にチケットを発行してから作業をするところです。どのような作業が考慮されていなかったか、一目瞭然です。類似の開発を行う際に、抜けていた作業をあらかじめ考慮すれば、問題の発生を減少させることや、見積もり精度を高めることができます。

このようにTiDDを用いることで、プロセス改善を行うことが可能です。それも、チケットによって、隠れていた情報が見える化されるからです。でも、TiDDを実践したけれども、難しい点もあるといわれる方もおられます。次回はその点に触れてみたいと思います。

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