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[TiDD]チケット駆動開発と見える化

トヨタ式のプロセス改善でいう「見える化」というと

「見える化は一言で言えば,問題点が常に「見える」ようにしておく工夫のことである。正常と異常の違いがすぐに分かる仕事場とか,仕事するうえであれこれ迷わずに済む現場のことを指すと言ってもいいかもしれない。 」(ITpro)

というように、問題を発見する環境作りをさすことが多いと思います。

トヨタ式の工場では整理整頓が徹底されていて、ごみ一つ落ちていません。そうすれば、本来留めなければいけないネジが落ちていたらすぐにわかりますし、作業の流れが滞ったり、無駄な移動があればすぐにわかるからです。

チケット駆動開発(TiDD)も見える化を促進しますが、以下の3種類があります。

  ・情報共有
  ・問題の発見
  ・作業状況

TiDDでは、BTSを使って作業を管理します。それは全ての開発者が使うものですので、プロジェクトの作業の進み具合をみんなで共有することができます。開発中はついつい自分の担当している作業だけに注目しがちで、他の人と助け合わなくなりがちです。開発者全員でプロジェクトの状況を共有しますので、自然と協力し合う雰囲気ができるでしょう。

チケットは作業の一覧として見るだけでなく、BTSによってはガントチャートなどのグラフ化も可能です。遅れている作業や、作業負荷の偏りも容易に発見できるでしょう。

作業がBTSのチケットになっているのですから、未完了作業の状況を一目瞭然で管理できます。全ての作業がチケットとして登録されていますから、それぞれの作業のステータスを管理することができます。また、様々な条件で抽出できますから、担当者毎の作業状況も容易に管理できます。

このように、TiDDでは従来の見える化を超えた見える化が可能です。これらはアジャイル開発だけでなく、ウォータフォール開発でも、効果が期待できるものです。

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