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技術者に必要な「なぜ」

SEA-SPIN 滋賀Workshopのポジションペーパーです。
(締め切りが9/5まで延長されましたので、まだ申し込めます)

技術者に必要な「なぜ」

1.概要

ソフトウェア開発には様々なルールがある。多くの組織ではルールを決めることで、ソフトウェアの品質を保とうとするのである。確かにルールを守っていればそれなりの品質になるのであるが、そこに落とし穴がある。ルールを守ることだけに注力し、それ以外のことがおろそかになるからである。

本当に必要なものはルールではなく、ルールが守ろうとしているもの、「なぜ」ルールが必要であるかという理由ではないだろうか?ルールに従うことを目指した開発は開発者の基礎力を高めないので応用が利かないが、「なぜ」を理解した開発は応用が利くからである。

2.ルール文化

ルールが守られなければ、ルールを定めた意味がない。そこで、レビューなどにチェック機構が取り入れられることになる。人は自然と良いものを作るのではなく、ルールを守ることに注力してしまう。しかし、もしルールに漏れがあれば、ルールしか見ていない開発者は、大きな問題を起こすことになる。そこで、ルールはさらに肥大化し続け、人はよりルールを守ることに多くの力を注いでしまう。

そんな文化に育った技術者は応用が利かない。ルールを守ることが仕事だったので、ルールを守らなくて良いと言われた瞬間に、何をして良いかわからなくなる。たとえば、より軽量なプロセスを必要とされたとき、それまでの経験は無駄になってしまう。

3.技術者に必要な基礎力

一方、「なぜ」を知っている技術者は応用が利く、言語やプロセスが変わっても、ふさわしい開発ができる。過去の経験を生かして、必要なことを考えて開発が実践できるのである。新たに経験した問題に対してもその原因を追及することができる。技術者に必要な基礎力とは、「なぜ」を理解していることではないだろうか?

4.ワークショップに期待すること

ワークショップでは、ソフトウェア開発で必要とされる「なぜ」にはどのようなものがあるか、「なぜ」を習得するにはどうすればよいか、ということを議論したい。

以上

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