スポンサーのいるオープンソース
ZDnetにLinuxカーネルの管理者、バージョン2.6のバグ増加を懸念という記事が出ています。
カーネル2.6にバグが増えていて、修正が追いついていないと言う記事です。興味深いのは、
「カーネルのメンテナーを雇い入れている企業なら、発売から5年が経ちどこも販売していない周辺機器の対応には興味を持たないだろう。私はそうした事情を理解できるが、ユーザーはまだそのハードウェアを使用しているのだから、やはり問題だ。」
というところです。確かに問題ですが、スポンサーがついているのが問題なのでしょうか?これがボランティアならどうなのでしょう。ビデオのドライバーなどは、高価なハイエンドのカードしか対応してもらえなかったりして、もっとひどいことになるような気がします。
個人なら「あいつはやりたいことしかしない」と言っても気にしないかもしれませんが、企業に「儲かることしかしてくれない」と言う評判が立つと、それなりに痛手ですよね。
そういう意味では、スポンサーがついていることはマイナスではなく。もっと情報公開すれば、効果的な開発ができる思うのですが、どうでしょう。
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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
中小企業がオープンソースを使って社外リソースを有効利用する手法はよく聞きますが、大企業がオープンソースに影響力を持ちすぎて、オープンソースのコントロールそのものがうまくいかなくなるのは問題ですよね。
MIXIでも、sudachikunさんの日記(2006年05月14日)のコメントに上記記事の感想をやり取りさせて頂きました。
投稿: あきぴー | 2006年5月14日 (日) 23時08分
コメントありがとうございます。
確かに、独占されているのに影響力を持たれると問題ですね。
しかし、ほかの企業が「そんないい加減な対応をするなら、うちはもっときちんと貢献してシェアをとってやる」と思ってくれたなら、利用者にとって好ましいことですよね。だから、情報公開が重要だと思います。
昔、X-window開発に情報を公開しないとダイアモンド・マルチメディア社に不買運動があったように、開発コミュニティがうまくコントロールできる可能性はあると思います。
投稿: さかば(管理者) | 2006年5月15日 (月) 00時42分