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私の頭の中の消しゴム

この映画、とにかく泣けます。なんといってもチョン・ウソン演じるチョルス(夫)の荒々しさが話を盛り上げています。宣伝ではアルツハイマーで記憶を失っていく奥さんとの純愛が強調されていましたが、愛ゆえの苦しみが泣かせてくれます。

チョルス(夫)はソン・イェジン演じるスジン(妻)に諭されて、それまで許せなかった母親を許します。母親から罵声を浴びながらも、母親の借金を払って無一文になります。荒々しかった男が、こうも簡単に変われるのかと思わせます。スジン(妻)がアルツハイマーで記憶を失うことがわかっても、自分の事を忘れたらはじめからやり直せばよいと優しい言葉に深い愛を感じます。

しかし、アルツハイマーは新しいことから忘れていく病気でした。スジン(妻)はチョルス(夫)を昔の彼の名で呼び「愛してる」と言います。チョルス(夫)は苦しみながらも「僕もだよ」と言います。なんて悲しくも美しい夫婦愛でしょうか。

しかし、昔の彼が現れたとき、スジン(妻)が間違えていることを理解しながらも、それまでの苦しみから、昔の彼に殴りかかります。それも、今にも殺してしまうほどに。この場面、激しい場面なので、見ているときはそこまで殴らなくてもと思いますが、後から思うととても悲しい場面です。

この行為は、心理学的に言うと転移(リンク先はWikipedia、中ほどにあります)にあたると思います。耐え難い状況を我慢している中、目の前に現れた元恋人に怒りをぶつけてしまったのでしょう。それほどに、苦しかったんですね。

アルツハイマーは時々記憶が戻ることがあるようで、記憶が戻った時のスジン(妻)の悲しみと感謝、そしてチョルス(夫)の限りない愛。韓国映画らしい「そんな展開はないだろう」と言うところも無くはないのですが、それ以上に感動できる良い映画だと思います。

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» 『老人ぼけ・痴呆・アルツハイマー病』 [本の紹介 ]
【症状・説明】 老人の脳の老化には、生理的な老化(老人ぼけ)と病的な老化(痴呆)がある。老人ぼけでは、痴呆とは異なって、老人は自分の記憶の低下を自覚しているが、痴呆(脳血管性痴呆)では判断や理解についても障害があり、日常の生活にも支障をきたすようになる。 [続きを読む]

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