Low hanging fruit
プロセス改善でうまくいかなくなる状況のたとえ話で出た言葉です。
プロセスをはじめようとするとき、簡単で成果の上がりそうなところからはじめることが多いと思います。それで成果が上がったので、全社を挙げて取り組んでいくと、徐々にそれまでのように成果が上がらなくなってきます。
これは、木にたくさんなった果実のうち、手の届く低いところになったものだけを取っていると、やがて下の方には果実が無くなってしまうからです。
受験勉強でも、ある一定のところまではどんどん成績が上がっても、急にだめになる。それはその子の限界と思いがちですが、実はやりやすいことしかやっていなかったということもあるのでしょうね(うちの子はそんな限界を感じるほど勉強していないので、良かったと言うか、なんと言うか、、、、)。
さて、この問題はどうすれば解決するでしょうか?木に成る実のたとえだと
- 台や高枝切りバサミなどのツールを組み合わせる
- はしごや、木揺らして実を獲る機械など専用の仕組みを用意する
- 別の木に移る
- 背の低い新しい木を作る
と言ったことが考えられますね。それぞれ、シンプルなツール、フレームワーク、マーケティングの変更、ハードや営業などへの全社展開、などにあたると思います。それぞれに特徴があるので、組織風土にあったものを選ぶ必要があると思います。
でも良く考えると、そんなことを考える前に、木の大きさや、どのくらい実がなっているかを見極めがないと、良い判断はできないはずですね。みなさん、どうされているのでしょうね。
そこで、完璧な判断ができないので、上の方の実を獲る方法で、うまくいきそうなものを実施して、獲れそうなものをドンドン獲って、、、、、、(永遠に続く?)
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