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SEPG Japan 2005 の感想

SEPG Japan 2005に3日間参加してきました。
参加者は432名だそうで、今回も盛況でした。発表は45件(うち海外6件)で、以前はレベル達成などの発表が多かったですが、より実質的なプロセス改善のお話が増えたように思います。

最優秀発表賞はオリンパス岩見さんで
「ソフトウェア開発委託の実態 -責任回避と丸投げの病理-」
という発表でした。 社内の部門で、外注管理に失敗しているところがあったので支援した経験の報告でした。改善したのは、レビューと検収の強化で、このうち興味深かったのは、検収の強化です。検収ではテスト報告書の確認と受け入れ試験の実施をおこなったとのこと。このテスト報告書を受け取る際に、最終結果だけではなく最初のテスト結果を提出してもらったのがアイデアで、このデータから問題の生じそうなモジュールを特定されたそうです。そういうのもある、ある、と思うような現場の問題を発表されていて、耳の痛い人も多かったかもしれません。

実行委員長賞はニコンシステム今井さんで
「熱意や道徳に訴えないモチベーションのアプローチ」

プログラム委員長賞はSRA杉山さんで
「小さなプロジェクトの小さな改善」

でした。この2件は聞けなかったのですが、杉山さんの発表は、小さな改善ではあるが、現場の人自身が改善して、発表したということが評価されたようです。このお話をSEA関西SPINでしたところ、O社のTさんいわく、SEPGを別グループにすると現場の協力を得ると言うのは難しい、ということで評価が高くなったようです。

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