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2019/01/05

共におられる神 - 入院記2018 -

2018年は2回入院しました。最初は顎にできた脂肪腫の摘出。2回目は胃にできた粘膜下腫瘍の切除。脂肪腫は大した手術でもなく、耳鼻科の病室だったからか入院中ものんびりした感じでした。胃の腫瘍はGISTと言われるもので、大きくなると悪性度が増すとのことだったので、あまり大きくなかったのですがとることにしました。

GIST(消化管間質腫瘍:Gastrointestinal stromal tumor)

GISTは手術時につぶしてしまうと飛び散ったところに転移たり、悪性度が増すと肝臓などに転移してしまう厄介な腫瘍で、昔は胃を1/3ほど切っていたそうです。最近はドラマのドクターY(ドクターXのサイドストーリー)でやっていた内視鏡と腹腔鏡を併用する手術で部分的に切除することになりました(胃粘膜下腫瘍(GIST)の新しい手術治療(LECS))。

手術前の説明

手術前には手術のリスクについて説明を受けます。これがひどい。向こうも訴訟リスクを避けるために言わないといけないのでしょうが、可能性のあるすべての危険を説明されます。手術の説明だけかと思ったら、麻酔の説明で、色々と脅されます。それぞれ、「まあ、大丈夫ですけどね」と言われるのですが、心配になりますよね。そして直前には輸血の承諾書。多分大丈夫なんでしょうけど、色々なことがあり得ると理解させられます。

病室にて

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相部屋の病室は外科の患者さんばかりのようでした。手術後に食事がとれなくて苦しんでいる人、緊急手術を待っている人、余命宣告よりも長生きしていたのに病気が悪化した人、そして院内感染を避けるために別の部屋から移動した人。漏れ聞こえる声だけで苦しくなりました。

調子が悪くて看護師さんや先生に文句を言うのはかわいい方で、夜中に「ああ、脂っこいもんが食べたいな」「なんでや!」「金ないのに!」「チクショウ!」など、嘆きや叫び声が聞こえてきます。まるで遠藤周作さんの「沈黙」の牢屋にいるようでした。

神様の存在

手術前には、個室に変えようかななどと思いもしましたが、そのままにしました。色々な声を聞いていて手術のリスクを思い浮かべたりもしました。でも、なぜか緊張しませんでした。

普通のクリスチャンなら、ここでお祈りするのでしょう。でも、お祈りしても「最後はみ旨のままに」だし、必要な運命が待ち受けているからだと思いました。そう思うと、毎日のように手術されてるだろうし、と思えました。

周りの人のことも、自分だったらどう考えるだろうと思ったりもしました。同じように苦しんだり悲しんだりするかもしれませんが、その運命がなぜ与えられたのか、何を期待されているのかを考えたいと思いました。

おわりに

そこに神様はおられませんでした。しかし、厳しい状況の中で神様への思いが、私の心に平安を与えてくれました。見えないし、感じもしない神様ですが、共におられるように思いました。

おまけ

手術は太っていることもあって6時間かかりましたが、概ね順調だったようです(寝ている間に終わったのでよくわかりません)。点滴の針を何度も刺し直したり、薬の副作用なのに尿量が少ないと怒られたり、色々ありましたが、経過は順調で、予定よりも早く退院できました。

こんな色々な経験や学びもお恵みなのでしょう。神に感謝!

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