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2011/10/02

みんな、それぞれ幸せだった - おひさま 最終回 -

NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」。ずっと見ていましたが、作者の訴えたいことが何か、よくわかりませんでした。しかし、最後になってようやくわかると感動しました。

今回のシリーズは、ある主婦が道に迷ったことがきっかけで、主人公の昔話を聞くという形で話が進みます。主人公の子供のころからはじまり、友人とのきずな、初恋、夫との出会い、戦争、終戦、戦後、とその人生が語られていきます。その様な話を聞く中で、現状に不満を持っていた主婦が、現状を受け入れて家族を大切にするようになるお話でしした。

そして、主人公が最終回で語りました。

「みんな、それぞれ幸せだったと思うわ。」

たぶん、これが作者の言いたかったことなのでしょう。「おひさま」のような主人公「陽子」。「太陽の陽子です」という陽子は、様々な苦しい出来事の中でも、現実を素直に受け止め、周りの人や自分の気持ちを大切にしました。周りの人もそうでした。結婚する友人、好きな人を思いながら仕事に生きる友人、それぞれの境遇の中で苦しいことがあってもやはり幸せに生きました。

今回のシリーズの中で最も苦しんでいたのは、戦争で妻を失った兄の友人でした。自分が満州に連れて行ったために死なせてしまった。そんな風に自分を責め続けた人でさえ、実は奥さんが夫に必要とされることで大きな幸せを感じていたのでした。

人によって、贅沢をすることが幸せとか、健康で長生きすることが幸せとか、色々な価値観があると思います。でも、幸せを感じるには、「現状を受け入れる」ということがとても重要だと思います。どんなに贅沢をしようと、どんなに長生きしようと、現状に不満を持っていたのなら、幸せを感じることはできないでしょう。

そして、周りの人と自分を大切にすることも幸せを感じる条件です。もし、自分だけの幸せを追及する、他の人を尊重しない、自分を大切にしない、そういう人が現実を受け入れたとしても、決して心が満たされることはないでしょう。自分を大切にしつつ、人にも優しくすることで、なんだか幸せな気分になるのだと思います。

最終回で、主人公が

「みんな、それぞれ幸せだったと思うわ。」

そう思えたのは、人それぞれの人生をそれぞれ受け入れ、自分を大切に、人にも優しく、真摯に生きていたからだと思います。そのような生き方だからこそ感じられる「ほっこり」とした幸せを主人公は知っていたのです。だからこそ、言える言葉なのだと思いました。

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