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2011/05/07

震災に思う - 生きるためのひとこと -

関西からははるかに離れた東日本での地震、津波、放射能ですが、同僚の住まいや神戸のお客さんのビルがこわれ、知り合いのお母さまが半年後に亡くなるなどという経験をし、そして今回は、息子が液状化地域に住んで東京に務めている私にとって、衝撃的な映像や技術信仰の崩壊は、心を雑巾のように絞られたような気持の日々でした。

亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、非難されている皆さんのご健康をお祈りいたしいます。

さて、今回の色々な出来事の中で、神様はなぜこんなむごいことをされるのだろうと思われた方も多いと思います。教皇の言葉にあるように神様の真意は我々にはわかりません。ただ、神様は私たちと共にきっと悲しまれていると思えるだけです。

色々なニュースを見る中で、ある一冊の本を思い出しました。それは晴佐久神父の「生きるためのひとこと」という本にある「ありえない」という節です。ポンペイの遺跡の山側に広がった市街地を見て語られたあとにこう書かれています。

いうまでもなく、人間の「ありえない」ほど、あてにならないものはない。よく天災で大勢の人が命を落としたりすると「神はなぜこんな残酷なことをなさるのか」などと言う人がいる。しかし、現場の事情を正確に知れば、それらはすべて人災であることがよくわかる。「そんな雨が一度に降るなんて、ありえない」「そんな大きな津波がここにくるななて、ありえない」。人びとは傲慢にもそう思い込んで用意せず、過去の経験に学ぼうとしない。むしろ神は、そんな災害から守るためにこそ、人間に愛と知恵を授けたのではなかったか。

今回の甚大な被害を無駄にせず、未来を切り開くのは私たち自身なのだと思います。現実を受け入れて、何ができるのか、何をなさないといけないのか、思いを巡らしたいと思います。

<')))><

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