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2009/01/02

すべての人のもの - マリア -

Maria2 1月1日は神の母聖マリアの祝日でした(写真はファティマの聖母)。実はミサの間、大晦日に見た映画「マリア」を思い出していました。

この映画では聖書の短いことばが、より具体的にあらわされています。マリアとエリザベトの話も興味深い表現でしたし、3人の博士もなかなか良い味を出しています。聖書では突然現れる3人の博士ですが、東の国からベツレヘムへの旅は砂漠を渡るなど命懸けだったのは、映像を見て初めて気付きました。

ヨセフがとても優しい人に描かれています。ナザレからベツレヘムまでの200kmという距離を、身重のマリアをロバに乗せ、ヨセフは4日間歩き続けます。途中のエルサレムでは、多くの商売人に辟易し、さらに盗みにも逢いかけます。ヨセフは「これが聖なる都か」と嘆きます。

食事も十分になく、ヨセフはパンを半分に分けて、大きい方をマリアに、そして自分の分は一口食べるだけで、残りをマリアを運ぶためのロバに与えました。川を渡るときには危うく流されかけるマリアを救い、荒れ地を歩着続けるうちにヨセフの足は泥にまみれ、血もにじんでいました。

そんなヨセフの足をふきながら、マリアはお腹の子に言います。

お前を育ててくれるのは善良な すばらしい人よ
自分より人のことを考える人

ヨセフは何も教えることがないかもしれないと言っていましたが、このような愛がイエスを育てたのでしょうね。

ベツレヘムの手前で、気になったのは羊飼いの話です。ヨセフいわく「羊飼いは生涯一人で暮らす」とのこと。それで神父やシスターが独身なのかもしれませんね。

ロバに揺られて体の冷えたマリアに、ある羊飼いが暖をとらせてくれました。ここでも「あなたのご親切を子供に話すわ」と、ここでも聖家族のあり方を垣間見せてくれました。この羊飼いが、こんな話をしました。

神はあらゆる人に授ける、贈り物を
あんたは お腹の中のものを授かった

と祝福の言葉を語ります。マリアが「あなたは何を?」と羊飼いに聞くと、

何も、贈り物を授かる希望だけ

とさびしげに語りました。その羊飼いは、天使に救い主の誕生を知らされるあの羊飼いでした。ミサの朗読では「思いを巡らしていた」(ルカ2・19)とされていたマリアは、飼い葉桶のイエスを抱きかかえて羊飼いにこう言います。

すべての人のものよ
私たちへの贈り物です。

最高のシーンでした。

そうそう「宿がなかった」のシーンは結構笑えます。ぜひ見てください。

(聖書の引用は日本聖書協会 新共同訳)

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コメント

あけましておめでとうございます。
素敵な映画を紹介してくださってありがとうございました。大晦日に良い体験をされましたね。
機会があれば是非私も見たいです。

投稿: ジャスミン | 2009/01/02 12:37

コメントありがとうございます。
お勧めですので、ぜひ見てください。
ちなみにレンタルDVDで見ました。

今年もよろしくお願いします。

投稿: さかば | 2009/01/02 17:41

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