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2007/12/06

カトリックは優先席

先日のミサの福音は「目を覚ましていなさい」(マタイ24・37-44、リンク先は聖書協会)で、黙想会に来られたイエズス会の林神父の司式でした。少し前に事故にあわれて、松葉杖をついての説教は「サンキュー事故」の説明で始まりました。

神父さまは、信号をあまり見ずに車が止まってくれたので、渡ろうとされたようです。すると、車の横からバイクが来てぶつかられたそうです。車に「サンキュー」と言って轢かれるので、「サンキュー事故」と呼ぶそうです。

福音とは少しずれていましたが、飛び出したら危険だと、経験を元に子供たちに注意されたので、小さな子供たちも真剣に聞いていたようです。林神父にとっては、事故も意味のあることだったのでしょう。

事故から少し日が経っていたものの、移動される前日は足がひどく痛かったそうです。ほかのお祈りを御受難会に依頼される際に、自分のことで申し訳ないがと言いつつ、神父さまの足のこともお願いされたところ、キャンセルしたいほどの痛みが朝にはひいていたそうです。御受難会のお祈りは通じたようです。

そんな林神父がこられる途中の電車で、松葉杖をついているからと席を譲ってくれる方がおられたそうです。しかし、そばにおじいさんがいたので二人で譲り合われたようです。すると、そばに程よい年頃の女性がいて、一瞬譲ろうとしたものの、なんとその女性は眠りだした、というか狸寝入りを決め込んだそうです。

このことを通じて、林神父は思われたそうです。

「カトリックは優先席」

カトリックにいることで神の国に入れる。しかし、福音に

「目を覚ましていなさい」

とあるように、常に愛を実践しなければならないとのこと。こんなお話は、はじめてです。ユーモアのあるとても楽しい説教でした。

実は、その翌日のこと。私が電車に乗っているとお年寄りが二人乗ってこられました。はじめの方は、元気そうなおばあさん。この人なら譲らなくてもよいだろうとやり過ごし、次のキャスター付きのカバンを重そうに持つ、おじいさんに席を譲ろうとしました。まさに、福音の実践のつもりでした。

すると、おじいさんのそばに立っていたおばあさんが何も気にせずに、軽く礼を言って座っちゃいました。「あなたじゃなくて、おじいさんに」とでも言いたいところでしたが、あっけにとられて何も言えませんでした。

電車を降りられる様子では、どうも夫婦だったようです。電車の席を自分のもののように考えて、誰が座るかを決めようとした私が傲慢だったのでしょうか?それとも、どこの夫婦も同じようなもの、、、という神様のメッセージだったのでしょうか?

はかり知れない神さまの御旨が分かるわけありませんが、福音は生活の中で生きるものなのだと思いました。

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コメント

素敵なブログですね。愛と真実にあふれた文章のさることながら、ブログの仕様が素敵ですね。どうしてこんなのができるのでしょう。主の愛の実践をしながら、みくにへのたびを歩み続けましょうね。

投稿: パスターハリー | 2007/12/11 11:21

コメントありがとうございます。
牧師の方からのコメントは、たぶん初めてです。思いつくままに書いているだけですが、ぜひ、またお越しください。

投稿: さかば(管理者) | 2007/12/13 00:46

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