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2007/07/08

神に解放され平和を得る

今日の聖書朗読箇所は少し難しいです。
ます、第1朗読の「栄光の顕現」(イザヤ66・10-14c)は、3冊あるイザヤの預言書の3冊目の最後の部分です。バビロン捕囚から解放された後の、慰めの言葉です。このなかでエルサレムのことを「彼女」としていますが、同じようにイスラエル国民を「恋人」と呼ぶこともあるようです。これは、神様が愛されていることを表しています。イスラエルは罪を犯してバビロンに送られましたが、神様は愛し続けられたのです。

福音朗読の「七十二人を派遣する」(ルカ10・1-12,17-20)は、イエスさまが72人の弟子を派遣されるお話です。ペトロ学と言われるマタイによる福音書やマルコによる福音書では、12人の派遣のみが書かれていますが、パウロ学と呼ばれるルカによる福音書では、12人の派遣と72人の派遣が書かれています。これは、マタイ書がユダヤ人のために描かれたのに対して、ルカ書はユダヤ人と異邦人のために書かれているからで、ユダヤ人への12人の派遣だけでなく、72人の異邦人への派遣も描く必要があったようです。

ルカ書ではイエスさまが72人を派遣しますが、その宣教の中で「平和」が重要なキーワードです。この平和と言うのは、「あなた方の願う平和」(ルカ10・6)です。世界中で悪いことをしている人間に対して、父なる神は子であるイエスさまを派遣され、人々を悪霊(サタン)から「解放」し、神の国に平和を伝えたのです。同じように、イザヤ書ではバビロンの僕であった国民をエルサレムに「解放」しましたこの「解放」が、神様の恵みです。だからこそ、「財布も袋も履物も」(ルカ10・4)持って行く必要がないのです。そこで、第2朗読の「結びの言葉」(ガラテヤ6・14-18)では、神様を信じることで十分であり、十字架が大切だとされているのです。

ところで、第2朗読の「新しく創造される」(ガラテヤ6・15)というのは、パウロの中心的なアイデアだそうです。父である神が世界を作られ、子であるイエスさまが人間を作り直されるのです。イエスさまによって、悪いことをする人間を清めるのです。

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