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2007/01/28

初詣 = ナザレ

「外国の方たちが正月の3日間だけ日本にいたなら、日本人はなんと信仰が篤いと思われるでしょう」今日のお説教は、そんなお話から始まりました。確かにそうです。たくさんの人が正装して、神社に行って、お賽銭をあげて、おみくじを引いて、家内安全、大願成就を願います。

でも、そんな日本人も1週間も経てば、何事もなかったかのように生活を始めます。そこには、神への賛美も感謝もありません。自分の願いが叶いさえすれば良いという、ご利益宗教のような信仰です。

今日の福音朗読「ナザレで受け入れられない」の後半(ルカ4・21-30)でナザレの人々はイエスの恵み深い言葉に驚いて、「この人はヨセフの子ではないか」と言い、奇跡を起こさないイエスに「総立ちになって、イエスを町の外へ追い出し、町が建っている山の崖まで連れて行き、突き落とそうと」しました。ナザレの人々は神への賛美と感謝を忘れ、自分たちの利益を求めていたのです。

このお話を聞いて、初詣に行った時のことを思い出していました。確かにお参りをして、お願いをしていましたが、そこには喜びも感謝もありませんでした。お参りの際のお賽銭は願いをかなえてもらうための前払いのようなものでした。

教会のミサでも聖体拝領の前に献金します。でも、これは御聖体料金の前払いではありません。前のミサから今までの感謝のしるしとして、収穫の一部を捧げるのです。だからこそ、感謝の祭儀だと思います。

苦しい状況であっても希望が与えられ、幸せなことも悲しいこともを恵みと感じさせてもらえるからこそ、感謝できるのでしょう。自分の利益を求めたり、形だけの信仰でなく、日々神の恵みを信じ、感謝していたいと思います。

(聖書の引用は日本聖書協会 新共同訳)

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